【ピアノ発表会】男の子向きのカッコいい曲 初中級レベル10選!小学校中学年〜高学年におすすめ

ピアノ発表会における、男の子の曲選びはなかなか難しいものがあります。

我が国では長年にわたり、ピアノは女の子が習うものという風習があったため、有名曲や定番曲は女の子むきのタイトルのものが多いからです。

そこで本記事では、小学校中学年〜高学年くらいの男の子にふさわしい、カッコいい曲を集めてみました。

レベルは初中級レベル程度を想定しています。

 

ピアノという楽器に慣れて、少々難しい曲にも挑戦できるようになってきた子どもたち。

発表会への出演も複数回を重ね、徐々に自信や手応えを感じ始めているのではないでしょうか。

曲選びの参考にして頂ければ幸いです。

男の子におすすめのちょっとカッコいい初級レベル曲10選の紹介記事はこちらから↓

男の子におすすめしたいピアノ発表会曲 初級レベル10選!小学校低中学年向き

男の子が弾いても魅力的な、ピアノ発表会初級レベル曲の解説記事はこちらからどうぞ↓

女の子におすすめしたいピアノ発表会曲 初級レベル10選!小学校低中学年向き

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【ピアノ発表会】初中級レベル曲の難易度

緑色のアップライトピアノ

管理人は、ピアノの「初中級レベル」として、いわゆる「ツェルニー100番」や「ブルグミュラー25の練習曲」などを想定しています。

詳しい「初中級レベル」の教本やテキストは以下の記事に詳しいです。

【ピアノ発表会】女の子に人気の初中級レベル定番曲10選を解説|小学校中学年〜高学年向き

 

初中級レベルとは、ピアノを習い始めて3年以上が経過し、「初級」は卒業。

習う曲のレベルが格段に上がり、速いパッセージを弾きこなしたり、ダンパーペダルを使った迫力のある演奏ができるようになってくる時期です。

ピアノという楽器の魅力に気付き、演奏の楽しさを十分味わっているはず。

発表会で弾く曲も選択肢が増え、選ぶのに苦労しながら嬉しい悲鳴をあげているのではないでしょうか(^○^)

そんなあなた(のお子さん)のために、本記事が参考になれば幸いです。

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【ピアノ発表会】初中級レベルのカッコいい曲とは

アップライトピアノの鍵盤

一覧

小学校中学年〜高学年くらいの男の子にぴったりの、カッコいい感じの初中級レベル曲おすすめ一覧は以下の通り。

あまたある曲から管理人が10曲を選び、比較的難易度が低いと思われる曲から順番に並べてみました。

  • ウィンナー・マーチ(ツェルニー)
  • ミステリーを追え(樹原涼子)
  • 闘牛士の祈り(デロ=ジョイオ)
  • 狩り(ブルグミュラー)
  • ボーイズ・メリーゴーランド(ゲーゼ)
  • スピード自動車(中田喜直)
  • 騎士(カバレフスキー)
  • 木馬(ハチャトゥリャン)
  • さいころの踊り(三善晃)
  • 豚飼いの踊り(バルトーク)

 

選んだ理由

管理人がこれらの曲を「小学校中学年〜高学年男子向き・初中級レベルのカッコいい曲」として選んだ理由は以下の通りです。

  • 元気で歯切れの良い曲調
  • スピード感と勇ましさ
  • 男性的なイメージをかき立てるタイトル

 

全体的に、リズム感の良さを強調するような歯切れの良い曲を選びました。

メロディの美しさを音楽的に歌い上げるには、小学生男子はまだちょーーっと幼い(´∀`)からです(例外はあります)。

また、低学年のときと同じく、全体的にスピード感と勢いのある、勇ましい感じの曲が喜ばれます。

さらにダンパーペダルを踏んで音にボリュームが出る曲はお得感がありますね。

 

また、人形や蝶、花の名前など、女の子の好きそうなワードの含まれるタイトルの曲は外しました。

代わりに、「闘牛士」「騎士」など、どちらかというと男性的なイメージを持つタイトルの曲をあえて選んで「ピアノ男子」を応援しています。

発表会の曲とは長く付き合うことになりますので、有名でなくとも男の子本人が納得できる曲を選んであげたいところですね。

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【ピアノ発表会】男の子向き初中級レベル曲解説

グランドピアノのある部屋

以下、各曲を比較的易しい曲から難易度の高いと思われる曲の順番に紹介・解説します。

作品の日本語のタイトルとともに可能な限り原題を記載。また作曲者の氏名、不明な場合をのぞき生年と没年を記載しました。

なおピアノ曲の難易度は、テンポの設定や弾き方、演奏者の年齢、体格によってかなり違ってきますので注意が必要です。

ウィンナー・マーチ

  • 曲名:ウィンナー・マーチ(Wiener Marsch)
  • 作曲者:ツェルニー(C.Czerny, 1791-1857)
  • 収録:先生が選んだピアノ発表会名曲集③
  • 演奏時間:約2分30秒

 

ハ長調の堂々とした主題と、ヘ長調の軽やかな部分から成る三部形式。

弾きやすく平易な割りに、音に厚みがあり、発表会にふさわしい華やかさに満ちた定番曲の一つです。

Maestoso(荘厳な・威厳に満ちて)の発想標語に相応しく堂々と弾きたいもの。

Trio(トリオ)の部分は意識的に柔らかく弾くと、主題が引き立つでしょう。

左手のオクターブが届きにくければ、親指で弾く上の音はカットしても大丈夫です。

ミステリーを追え

  • 曲名:ミステリーを追え
  • 作曲者:樹原涼子
  • 収録:ピアノランド⑤
  • 演奏時間:約2分

 

ジャズピアノと理論を、音大ピアノ科卒業後に学んだ樹原涼子氏によるピアノ教本「ピアノランド」⑤より一曲を選抜。

自由で思わせぶりなイントロの後、一気に緊迫した雰囲気のもと、「名探偵コナン」のようなミステリアスなストーリーが始まります。

どちらかというとゲームやアニメのBGMに近く、現代っ子の感性にピッタリのはず。

また休符の使われ方が非常に印象的です。ぜひクラシック曲にはない感覚を楽しんで下さい。

2オクターブ離れて両手がユニゾンで動く部分は聴かせどころ。よく練習してカッコよく弾ききりましょう。

闘牛士の祈り

  • 曲名:闘牛士の祈り(Prayer of the Matador)
  • 作曲者:デロ=ジョイオ(N. Dello=Joio, 1913-2008)
  • 収録:ピアノのための近・現代名曲集(全音楽譜出版社)
  • 演奏時間:約2分10秒

 

10曲中唯一、テンポの遅い曲。ゆったりとしたハバネラのリズムに乗って、スペイン風の憂愁に満ちた旋律が奏でられます。

繰り返し示されるespressivo(表情豊かに)の発想標語。甘いメロディは高く低く、どこまでも耳に残るかのよう。

夕陽に向かって祈る美しい闘牛士の姿をイメージして、決して速くならず、たっぷりと余韻をもって歌い上げて欲しいところ。

派手ではありませんが大人っぽいこの曲を、小学生ピアノ男子が余裕たっぷりに弾いてくれたならさぞカッコいいのではないかと思います!♪( ´▽`)

狩り

  • 曲名:狩り(La chasse)
  • 作曲者:ブルグミュラー(J.F.F. Burgmüller,1806-1874)
  • 収録:ブルグミュラー 25の練習曲(25 Études faciles Opus100)
  • 演奏時間:約1分20秒

 

ブルグミュラーの有名な定番曲。ホルンの音とともに狩りが始まり、鉄砲や馬のひづめの音が聞こえてきます。

右手のオクターブの跳躍の下に繰り返されるホルンの響きをよく味わって弾いてください。

その昔、狩りは貴族のスポーツでした。

着飾った貴族たちが馬を駆り犬をけしかけてウサギなどを追い詰め、仕留めた獲物の数を競う、残酷な遊びだったともいえます。

中間部dolente(悲しげに)の旋律は、そんな小動物たちの嘆きの歌かもしれません。勇壮な部分との対比をしっかりと弾き分けて欲しいところです。

 

ブルグミュラー25の練習曲は各社から出版されています。おすすめは東音企画のもの。

全曲見開きで譜めくりなし、2種類のスラー表記により原典版表記と演奏するときの解釈とがひと目でわかります。

音楽の友社New Editionは春畑セロリ氏の解説が秀逸で、こちらもおすすめ。

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ボーイズ・メリーゴーランド

  • 曲名:ボーイズ・メリーゴーランド(Boy’s Merry-Go-Round)
  • 作曲者:ゲーゼ(N.W.Gade, 1817-1890)
  • 収録:先生が選んだピアノ発表会名曲集③
  • 演奏時間:約1分10秒

 

ゲーゼは19世紀のデンマークの作曲家。メンデルスゾーンやシューマンと親交を結び、北欧の音楽史上に大きな功績を残しました。

「ボーイズ・メリーゴーランド」は、様々な音型がメリーゴーランドの動きを表現しています。

両手を使ってアップダウンするところはちょうど木馬が上下するかのようだし、短くてあっという間に終わってしまうところもアトラクションぽい。

男の子好みのちょっとハードなメリーゴーランドですので、強弱の幅を大きくとってダイナミックに弾きましょう。

スピード自動車

  • 曲名:スピード自動車
  • 作曲者:中田喜直(1923-2000)
  • 収録:こどものピアノ曲(音楽之友社)
  • 演奏時間:約1分30秒

 

中田喜直「こどものピアノ曲」の中では難しい曲のひとつ。イ長調→ニ長調→ト長調→またイ長調に戻ります。

左手の伴奏の上に調子はずれなクラクションの音が被さり、賑やかでどこかユーモラスな響きが特徴的。

中間部はテンポは変えずにやや落ち着いた雰囲気で。車の動きが少し穏やかになったのでしょうか。素朴な雰囲気が出ると良いです。

両手が16分音符で動くところでは左右の音がズレないようにていねいに練習しましょう。

最後の音にはフェルマータはありません。長く伸ばすことなく4拍ぴったりで潔く終わりましょう。

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騎士

  • 曲名:騎士(Rider)
  • 作曲者:カバレフスキー(D.Kabalevsky, 1904-1987)
  • 収録:こどものためのピアノ小曲集Op.27(全音楽譜出版社)
  • 演奏時間:約1分

 

カバレフスキーの人気曲であり、発表会定番となった名曲です。

日本語では「騎士」というタイトルですが、原題がRiderだとすると「騎手」の方が近いのかもしれません。

小学生男子には「『仮面ライダー』のライダーだよ」と言ってあげるとイメージが湧くのではないでしょうか。

それでも馬の蹄の音を思わせる硬質な響きと、それに被さる勇壮な旋律には「騎士」にふさわしい格調の高さも感じられます。

細かく指定されたアクセントやテヌートなどのアーティキュレーションを意識して、歯切れの良い演奏を目指して下さい。

「先生が選んだピアノ発表会名曲集③」にも収録されています。

木馬

  • 曲名:木馬(The Little Hoese)
  • 作曲者:ハチャトゥリャン(A.Khachaturian, 1903-1978 )
  • 収録:少年時代の画集(Children’s Album 1)
  • 演奏時間:約1分10秒

 

「剣の舞」「仮面舞踏会」で有名なハチャトゥリャンは、旧ソビエト連邦の作曲家。

アルメニア、ジョージア(グルジア)、アゼルバイジャンなどコーカサス地方の民族音楽の影響を受けた、大胆で力強い作風の楽曲を残しています。

「木馬」は、全曲を通じて鳴り響く8分音符と16分音符のリズムの中から印象的なメロディが浮かび上がってくる魅力的な曲。

アクセントのついた音を際立たせるべく、指はやや立て気味にして、意識的に硬質な音色で弾くのが合います。

途中、左手でリズムを刻む箇所は弾きにくいので時間をかけて練習しましょう。

最後のド♯の音は極めて印象的。不思議な余韻を楽しみつつ弾き終えて下さい。

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「先生が選んだピアノ発表会名曲集③」にも収録されています。

さいころの踊り

  • 曲名:さいころの踊り
  • 作曲者:三善晃(1933-2013)
  • 収録:音の森(カワイ出版)
  • 演奏時間:約1分50秒

 

「音の森」は、三善晃氏が日本の子どもたちのために身近な題材を音楽化した小品集です。

子どものためと銘打っている割にはσ(^_^;)かなり難しい曲も多いのですが、この「さいころの踊り」は比較的弾きやすくておすすめ。

さいころがコロコロと踊りを踊るかのようにあちこちに転がる様子をイメージしながら、不思議な響きの不協和音を味わいましょう。

あえて柔らかさや優しさを排除した、無機質な硬い音色で弾くとぴったり。

ラスト、転げ回っていたさいころの動きがが急に鈍くなり、やがて動かなくなるところまでをしっかりと表現して下さい。

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豚飼いの踊り

  • 曲名:豚飼いの踊り(Kanásztánc)
  • 作曲者:バルトーク(Bartók Béla, 1881-1945)
  • 収録:子供のために(For Children Vol.1)
  • 演奏時間:約2分

 

「子供のために」は、バルトークがハンガリーの民謡や子供の遊び歌などを採譜してピアノで弾けるように編曲した作品群です。

第40番「豚飼いの踊り」は、ハンガリーの放牧の様子を表した歌をもとにした、賑やかで華々しい演奏会向きの楽曲。

200頭前後もの家畜の群れが、けたたましい鳴き声や足音、鈴の音を立てながら目の前を通り過ぎていく様を想像して下さい。

縦笛で演奏されるような右手のメロディと、バグパイプを表す左手の伴奏の変化が賑々しさに彩りを添えます。

この曲には管理人、ホロ苦い思い出が‥σ(^_^;)よろしかったらこちらの記事をどうぞ↓

ピアノの発表会の曲に不満なとき

非常に演奏効果の高い曲ですが、指定されたテンポで弾くのはこのレベルでは少し大変かもしれません。

やや落ち着いた速さで、民族色豊かな旋律と和音の美しさを味わいながら弾くのもアリと提案したいところです。

以下のサイトでは各曲の難易度検索ができます↓

ピティナピアノステップ課題曲検索

まとめ

グランドピアノと花

2回目、3回目の発表会にのぞむ子どもたち。人前でのピアノ演奏にも慣れてきたのではないでしょうか。

最近はピアノを習う男の子は珍しくなくなってはきたものの、やはりまだまだ「ピアノは女の子の習い事」という意識が残る我が国。

初中級者向けのカッコいい曲を集めた本記事が、小学生ピアノ男子を応援することができたなら、こんな嬉しいことはありません。

 

なお、曲選びについては、保護者の方が選ぶケースであっても、先生にご相談しつつ決定するのがおすすめです。

本記事がご参考になれば幸いです。

お子さんの発表会が素晴らしい思い出になるように、心からお祈りしています!(^○^)

 

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男の子におすすめしたいピアノ発表会曲 初級レベル10選!小学校低中学年向き

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