ピアノ買い取り一括査定体験記|ヤマハの古いグランドピアノ C3Bの相場は?

長年連れ添った我が愛機「ヤマハグランドピアノC3B」を売却することにしました。

ことの経緯は以下の記事に詳しいです↓

我が友「YAMAHAグランドピアノ C3B 1970年代製」との日々|45年を共有した「相棒」のこと

グランドピアノのオーバーホールと買い替えはどちらがおすすめ?メリットとデメリットを考える

何しろグランドピアノを買い替えるためには、まず手持ちの楽器を売却しなければなりません。設置場所がないからです。( ´ ▽ ` )

本記事は、初めてピアノ買い取りの「一括査定」なるものを体験した管理人の個人的な体験記です。

実際の社名や数字などは伏せてありますが、大体の雰囲気などは想像して頂けるのではと期待しています。

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ピアノ買い取り一括査定とは

グランドピアノ

以前アップライトピアノを売却したことはあるのですが、なにぶんネットのなかった時代。

「ピアノの買い取り価格を他社と比較する」という発想そのものがなく、地域の楽器店に言い値で引き取ってもらっただけに終わりました。

 

現在は、簡単に複数の業者から相見積もりを取ることのできるサービスが存在します。

それが「ピアノ買い取り一括査定サイト」。

手持ちのピアノの情報を入力すれば、サイトに登録する各業者からメールが届き、買い取り価格や条件を比較検討することができます。

手軽で便利、時間もかからないため、このサービスを使わない手はありません。

 

とはいえ、実際に査定してもらうには少々勇気が必要でした。

「ちゃんとしたサービスなのかしらん」「個人情報入力しなきゃだよね‥」「営業(?)の電話とかじゃんじゃんかかってきたらどうしよう‥」などなど、色々な不安が頭をよぎったのは事実。

でも、何事も経験です。このネット時代、少々不安があるからと、少しでも高くピアノを売却できる機会をみすみす失うのはやはり残念

意を決した管理人、とあるピアノ一括査定サイトを利用してみることにしました。

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ピアノ買い取り一括査定サイトの利用方法

PCに向かう女性

一括査定サイト利用の流れ

ピアノ一括査定サイトの利用方法はごく簡単です。

各社トップページのわかりやすい場所に「ピアノ一括査定はこちらから」「ここからスタート!」のようなわかりやすいボタンがありますのでクリック。

手持ちのピアノの情報と設置場所について記入し、こちらの連絡先を入力して送信するだけ。

あとは、各業者からのメールを待つのみとなります。

利用者の居住地域を管轄とする、複数の会社からの相見積もりを受信することができます。

ピアノの情報入力

ピアノの情報とは、以下のような項目を入力します。

  • メーカー(ヤマハ、カワイなど)
  • ピアノの種類(グランドピアノ、アップライトピアノなど)
  • ピアノの色(黒、茶色、木目など)
  • 機種名(『C3B』など)
  • 製造番号(ピアノ内部に記載)
  • ペダルの本数(2本または3本)
  • 特記事項(目立つ傷、災害による破損など)

 

ピアノの設置場所入力

次に、現在ピアノが設置されている場所について入力します。

  • 設置されている建物の種類(マンション、一戸建てなど)
  • 設置されている階層(1階、5階など)
  • エレベーターの有無(マンションの場合)
  • 搬入時の状況(クレーン使用、階段ありなど)

 

最後にこちらの連絡先(氏名・住所・電話番号・メールアドレス)を記入し、「個人情報の取り扱い」に同意して送信、となります。

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ピアノ買い取り一括査定の各社見積もり

鍵盤上のお金

各社からのメール連絡

さて上記の情報を入力したところ、すぐに折り返し「査定依頼受付完了」のメールが。

利用のお礼と共に「2〜3日中に各買い取り会社からお見積もりのご連絡がございます。今しばらくお待ちくださいませ」とありました。

あとは待つだけです。

 

「2〜3日中にご連絡」とありましたが、24時間以内にさっそく第1の業者からメールが。仕事が早い!

送信後48時間以内に、さらに3社から見積もりの連絡がありました。

一番のんびりしているところは丸3日経ってから。業者にも色々と社風というか、企業風土があるのかなと興味深く感じました。

査定見積もり金額

5社出揃ったところで見積もり金額を比較してみました。なお数字は身バレ防止のためざっくりとした丸い金額にしてあります。

  • A社 325,000円
  • B社 350,000円
  • C社 「最大金額」45万円
  • D社 420,000円
  • E社 300,000円

 

正直、びっくりです。(*゚▽゚)ノ

査定金額に差があるのも驚きですが、何よりも「あの古いピアノにこんな値段がつくの!?」という、嬉しい誤算が大きかったです!o(^▽^)o

ピアノ買い取り「出張査定」体験

グランドピアノの鍵盤

出張査定を依頼

‥しかしながら、まだ喜ぶのは早いでしょう。実際にこんな金額で売却できたわけではないのですから。

ここは、本当にこのような金額で売れるのかどうか冷静に調べなくては。

何しろ、グランドピアノの買い替えには大きな資金が必要。売却金額によって管理人の懐事情は大きく変わってきます

 

そこで、今回「最大金額」という形で最も高い45万円という金額を提示してきたC社に「出張査定」を依頼してみることにしました。

「ピアノの状態により相場に差があるため、一度拝見して正確なお値段を提示したい」とのお申し出を頂いたからです。

出張査定にかかる時間は10〜20分、査定のみでも、お断りしても出張費などはかからないとのことでしたので決めました。

出張査定の様子

さて約束の日時ぴったりに、C社の担当の方が来訪。まずは好印象です(ここで遅刻などされると一気にモチベが下がります)。

名刺を頂くのもそこそこに、現在のピアノの搬入方法と経路を詳しく確認されました。

また家の前に2tトラックが停められるか、狭い門扉を養生したグランドピアノが通るか確認。

まあ入ったのだから通るとは思いますが‥(´∀`)何枚か写真を撮っていました。

 

次にグランドピアノの屋根を開け、状態を確認。機種番号が一致していること、ピアノ内部の様子、申告通り傷などがないか確かめた模様。

さらに「調律表」をお見せ下さいと言われて一瞬動揺。調律表?なんだっけ??(°▽°)

よく見たらグランド内部にボロボロになりかけたメモのような紙片がありました。

45年の長きにわたる調律の記録を、我が家の調律師はちゃんと残していたのでした。これは大切な記録のようです。

出張査定の結果

C社の担当氏いわく、1970年代に制作された我が家のC3Bの査定価格は「30万円代前半」ではないかとの意見でした。

45万円というのはあくまでも「最大金額」であり、同じC3Bでももう少し新しい年代のピアノの査定価格とのことです。

となるとA社B社E社の提示した金額とほぼ一致。おそらくこの辺りが妥当な数字、つまり相場なのでしょう。

ただし、担当氏は交渉のタイミングで金額が変わる可能性を示唆しました。需給の関係でピアノの相場は微妙に変わるらしいです。

 

もう一点、担当氏は重要な情報を教えてくれました。それは、「下取りよりは売却がおすすめ」ということ。

ピアノ買い取りの業者は「売却」のプロであり、少しでも高額で買い取るのが腕の見せどころ。

C社以外の各社もそれぞれ独自の工夫を凝らして販路を開拓しており、一般の楽器店の下取りとはその点で大きく違うのだそうです。

ピアノ買い取り査定体験の感想

音符とボトルアート

グランドピアノの買い替えに当たり、管理人が生まれて初めて「ピアノ買い取り一括査定サイト」なるものを利用してみた体験をお伝えしました。

まだ新しいピアノ購入の目処が立っていないため、今回は実際に買い取ってもらうところまでは進みませんでした。

とはいえ「ピアノ買い取りサービス」に関する様々な情報を得ることができて極めて有益な体験でした。

 

帰り際に「ぜひ欲しいピアノなので実際に売却するときは必ずお声かけ下さい」と言ってくれたC社の出張査定担当氏。

大切なピアノをこのように評価してくれて、ちょっと嬉しかったです。

彼はその他にもピアノ以外の中古ブランド品の売買などについても熱く語ってくれて話が弾み、気がついたら1時以上経っていました。

普段なかなか聞けない話が聞けてとても勉強になりましたし、本当にまったくの無料。ありがたいことでした(^ ^)

そして5社ともに、その後余分な電話連絡などを入れてくることは一切ありませんでした

 

ピアノの買い替えに当たり、昔ながらの「馴染みの調律師に引き取ってもらう」「ピアノ販売店に下取りに出す」という方法はもちろん今も健在。

信頼できる調律師に預ければ安心感がありますし、楽器店に下取りに出せば手間もかかりません。

それでも、今回「ピアノ一括査定サイト」を利用してみて本当に良かったと感じました

何よりも、自分の楽器の「売却相場」が分かったことが大きいです。今後、本格的に売却するときの助けになるに違いありません。

 

この記事をお読み下さっているあなたが、もしも「ピアノ一括査定」に興味があり、利用してみたいけれど不安があって迷っているなら。

一度ぜひ試してみることをおすすめします。

それは、無料で「あなたのピアノの相場の情報」という武器を手に入れることができるため。

ご検討を祈ります!(^_−)−☆

 

こちらは有力な「ピアノ一括査定サイト」のひとつ。査定してもらうだけなら無料ですので一度試してみては?↓

ピアノ買取一括査定申込

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