ダイヤモンドヘッド早朝ツアー 〜ハワイリピーター主婦たちの女子旅③〜

 

ダイヤモンドヘッド

ホノルル4泊旅行のハイライトといえば、何と言ってもダイヤモンドヘッド登頂でしょう。

この日に備えて体力を温存してきた私達。

午前4:30に目覚ましをセットし、6:00前にホテルを出発しました。

 

 

今回は、JALが手配してくれた他社のツアー。

到着の日にアロハステーションで料金(31ドル)を払いました。

午前6時過ぎに出発し、午前9:00ごろ帰還するダイヤモンドヘッド早朝ハイキングです。

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ダイヤモンドヘッド登頂ツアーに参加

正直この日は寝不足のため意識がモーローとしており、正確な集合・解散時間を失念してしまったのですが、全部で3時間ほどの短いツアーでした。

お客さんは全員日本人ですが、運転手さんは日本語がほとんど話せません。

バスに乗るとすぐにホノルル市が出しているリーフレット(日本語)が配られました。

ペットボトルの水も料金に含まれています。

 

ワイキキから10〜15分走ればもう麓の駐車場です。

運転手さんから集合時間の指示。

大きな字で「8:30」と書いてある紙を示しながら「ハチジハンシューゴー、シューゴー」と言われたので、

8:30分にこの駐車場に「集合」するのだと私達は解釈しました。

ダイヤモンドヘッド入口

 

早速駐車場脇、登山道入り口の「ダイヤモンドヘッド・ステート・モニュメント」の碑の前で写真を撮ります。

この時すでにかなりの数の人が集まってきており、写真を撮るのも一苦労ですが、この後さらに混雑が予想されるので頑張って撮っておきました。

 

なお、この先の登山道にはトイレはありません。

必ず用事を済ませておくことをお勧めします。

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ダイヤモンドヘッド 2つの名前の意味と由来

ダイヤモンドヘッドは、もう一つ「レアヒ」という名前を持っています。

「マグロの額」という意味で、

「一説によると、(ハワイ神話に出てくる)火の女神ペレの妹ヒイアカが、この山頂がマグロ(アヒ ahi)の額(ラエ lae)のような形をしてるので”レアヒ(Leahi)”と名付けたと言い伝えられています」(リーフレットより)

 

また別の説によると、

「レアヒは火の岬、すなわち島の沿岸を航行するカヌーを助けるために山頂に灯された航海標識の火を指すものといわれています。山頂にある祭祀場は下から吹き上げる強風によってその火が消されないように保護を願って神様に捧げられたものと言われています。

1917年にダイヤモンドヘッド灯台が建てられました。(同)」

 

神聖な場所だったということですね。

 

また、新しくは軍事上の歴史があります。

「1904年にダイヤモンドヘッドは連邦政府に買い上げられ軍用地に指定されました。1908年には〜(略)〜ダイヤモンドヘッドの要塞化が始まりました」(同)

海から見たダイヤモンドヘッド

リーフレットには、軍事施設としてのダイヤモンドヘッドのかなり細かい記載があります。

広くあたりを一望できるダイヤモンドヘッドは、オアフ島の沿岸防衛には理想的な場所でした。

今でも頂上付近に監視台などが見られるのはその名残りだったのですね。

あまり知られていない、ダイヤモンドヘッドのもう一つの顔です。

 

ダイヤモンドヘッドの名前の由来は、

「1700年代後期の西欧の商人や探検家が、噴火口壁面の岩石の中に光る方解石の結晶を見つけ、それをダイヤモンドと見誤ったことから”ダイヤモンドヘッド”と呼ばれるようになったのです」(同)

 

独特な山影とキラキラ光る岩の結晶。

当時の人々はさぞロマンを掻き立てられたことでしょう。

今でも世界中の人を惹きつけてやまないのほ、こんな魅力的な歴史もその理由の一つなのかもしれません。

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アラ還主婦×4、無事1時間半でダイヤモンドヘッドを登頂、下山できるか?

登頂開始

時刻はちょうど7:00。

いよいよ出発です。

集合時間が8:30なので、それまでに山頂まで登って帰って来なければなりません。

高低差171m、登りの所要時間は約50分とされています。

‥‥あれ?下手するとギリギリなんじゃ。

早くもどっと汗が出てきます。

 

この時間、日差しはまだそれほど強くなく、冬場と違って日の出が見られることはないためか、まだ比較的に空いていて登りやすいようです。

登山道の最初はこのようにコンクリートで舗装されています。

私達の服装は全員、

Tシャツ+薄手のパーカー(日除け)、ズボン、スニーカー、帽子。

小さめのリュックにペットボトルの水、タオルハンカチ、日焼け止め。

後からわかった事ですが、山頂付近は虫が多いため、虫除けがあるとベターでした。

 

もう少し進むと、屈折の多い山道に変わります。足元は土。

1908年に造られたままのものだそうで、噴火口内壁が急なため曲がりくねっているのです。

昨日雨が降ったせいか、所々ぬかるんでいました。これは想定外。

上のように、列を作って登っていきます。

そろそろ、おしゃべりをする余裕がなくなってきました。

 

間もなく第一の展望台があります。

ヤレヤレ〜と水分補給して一息つきます。

そこからの眺めはこんな感じ。

まだまだですね ^ ^

 

この頃になると、ベンチで座り込んでいる年配の方がちらほら。

体調を崩しては仕方がありませんので自分のペースを守りつつじっくり登ります。

なお、一緒のバスに乗っていた皆さんはとっくに先に行かれた模様😅

しかも、たまに山道を走っている人がいます!

聞けば、ワイキキからマラソンしてきたのだとか。

スゴい方がいるものです。

 

階段に次ぐ階段・ダイヤモンドヘッド最大の難所

無口になってきた私達の前に、急な階段が立ちふさがります。

リーフレットの図を見ると、

階段(74段)→トンネル(70m)→階段(99段)→トンネル(50m)→らせん階段(段数不明)→金属階段(段数不明)

と。

唯一写真を撮ることができた第二階段はコレ。

う〜んこの(笑)なんともはや。

でも登るしかありません。

欧米系の年配女性が “No Way!”と言って離脱していくのを見ましたが。

 

ただ、この99段階段を登る頃になると体が慣れてきたのか、最初の第一階段の時ほどキツくは感じませんでした。

トンネルの中も、無言で進みます。

時間にも限りがありますし、ややペースを上げます。

続くらせん階段は、手すりにつかまってゆっくりと。

なおこのらせん階段は4層建ての砲撃統制所の各界に連結しています。

 

山頂に到着!

コンクリートに囲まれた謎の部屋を出ると(かつての軍事統制室・頭上注意)、ついに山頂到着です。

やはり人でごった返していますが、お互いに譲り合って写真を撮ることができました。

ワイキキのホテル群。

どこまでも続く青い海。

カイムキなどの住宅街。

 

いや〜〜〜疲れも吹き飛ぶというもの。

頑張った甲斐がありました。

下山 ご褒美のポイ・マラサダにパイナップルスムージーを追加

マラサダを目指して

後から続々と人は登って来ますし、山頂にはわずかなスペースしかありません。

時間も迫っていたので下山にかかります。

登るよりも降りる方が、膝への負担がかかるといわれています。

決して焦らず、マイペースで。

 

この場面での難所は、階段よりもむしろ土の山道でした。

ぬかるんでいたので実に滑りやすい。

この時間になると登ってくる人も多いため、あちこちで渋滞ができていました。

‥‥もしかすると私達も渋滞の原因になっているのでは?

と思い、しばしベンチに退避。

脚の長い欧米系の人々を見送ってからまた慎重に歩きます。

 

見覚えのある、コンクリートで舗装された道に出た時の安堵感といったらありません。

時刻は8:20。無事に駐車場にたどり着きました。

集合は8:30だし、余裕じゃね?などと言いながら、配られたマラサダを頬張ります。(私達が最後でした)

このマラサダはポイ・マラサダといい、タロイモをベースにした紫色のものです。

今、ロコにも大人気なのだとか。

外側はカリカリ、中身はふわふわで実に美味しい。

マラサダ

 

ちょうど駐車場脇にパイナップルスムージーの屋台が出ていたので、自分たちへのご褒美として2個買いました。

1個(12ドル)を2人でシェア。

冷たいスムージーが、身体の隅々まで行きわたります。

 

日本語を話さない運転手さん・ガイドさんの場合は時間の確認を

ところで、マラサダを配ってくれた運転手さんが何やらあわてています。

「急いで食べてください」とのこと。

なんで?集合時間には間があるじゃん、と思ったら、8:30に出発するから、とのこと。

彼にとっては「シューゴー」というのはバスに乗り込んで出発する時間のつもりだったのでしょう。

早めに気づいて良かったです。

 

このような勘違いがありますので、

集合時間などの大事な情報は、日本語を話さない運転手さんだけのツアーではよく確認した方が無難です。

 

ともあれバスに乗り込み、ダイヤモンドヘッド早朝ハイキングは無事成功しました。

 

ダイヤモンドヘッド登頂の感想

上空から見たダイヤモンドヘッド

1時間半で登頂して帰ってくるのは私達アラ還主婦にとっては正直ギリギリでした。

十数年前に、子供達が小学生だった時にも登りましたが、やはりその頃よりキツく感じましたね。

順調に年を重ねて来ているようです。

この次にハワイに来る時にまた挑戦するかどうか?

体力と相談ですね。

 

なお途中、何組かの幼児・赤ちゃんを連れた家族を見かけましたが、正直心配です。

ダイヤモンドヘッド登頂は本格的な登山とは違い、子どもから高齢者まで気軽に登れると解説しているガイドブックもありますが、やはり普通のハイキングとは違い、乳幼児連れにはキビシイです。

ふもとのコンクリート舗道で、グズる小さいお子さんを肩車していたお父さんなど、大丈夫だったかしら‥。

 

さて、最後にこんな証明書が配られました。

ダイヤモンドヘッド登頂証明書です。

自宅のリビングに飾っておくとしましょう。

 

お読み頂いてありがとうございます。

 

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