カイルアとラニカイ・冒険の旅 〜ハワイリピーター主婦たちの女子旅④〜 

楽しかった女子旅も終わりが近づいてきました。

今回の目的の一つは、オアフ島に何回か来ていながら、4人とも行ったことのなかったおしゃれな街カイルアと、

全米ベストビーチのNo.1に選ばれたこともある美しいラニカイビーチ。

 

ツアーではなくザ・バスでの遠出にチャレンジしてみました。

旅行者が乗りこなすには難易度が高いとされるザ・バス。

そして私達は、思わぬ体験をすることになったのです。

 

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ワイキキからカイルア、ラニカイへの行き方

ワイキキからカイルアへ

2019年6月現在、ワイキキからカイルアへの直行バスはありません。

なのでまずアラモアナまで行く必要があります。

JALパックで来ている私達は「レインボートロリー」でアラモアナへ。

まずはアラモアナセンターの海側のバス停から56、57、57Aのザ・バスに乗り、カイルアをめざします。

(ガイドブック『るるぶホノルル』には山側バス停から出ている56、57、57Aに乗るように書いてありますが、海側からの方が降りた停留所に近く、わかりやすいです)

 

バスでは必ず「1DAY Pass」をゲットしましょう。

1人5.5ドル。お釣りのないように用意しておきます。

目の前で一本57番が行ってしまい、バス停で待つことしばし。

10〜15分で次の57番が来たので乗り込みました。

アラモアナからダウンタウンを経由して、カイルアタウンまでは30〜40分といったところです。

 

途中、ハイウェイはコオラウ山脈を横断するように走ります。

短い時間ですが、いつものハワイとは違った雄大、峻厳な山々の姿を見ることができます。

ハワイの山々

 

さて、カイルアの街に入ったら降りる場所に気をつける必要があります。

とはいえ、たくさんの日本人観光客の皆さんがいて、とても心強い。

みんなが降りるカイルア・ショッピングセンター前で私達も降りました。

 


カイルアからラニカイビーチへの行き方

ここからラニカイビーチへ行くには、さらに70番のバスに乗る必要があります。

ところが、これがいつ来るのかがイマイチはっきりせず。

ここでスマホを操っていた友人がザ・バス用のアプリ「Da Bus(ダ・バス)」を発見してくれました。

バスのルートや近くのバス停、バスの到着時間がわかるすぐれものです。

こんな便利なアプリがあったとは知りませんでした。

こういう情報は、ぜひガイドブックや日本人向けのツアーデスクでも開示して頂きたいものです。

✴︎ただし、慣れていないとやや使いにくいです。表示されていたバスの番号がなぜか途中で変わったり、少々不安定でした。

 

 

それによると、あと20分ほどでラニカイビーチ行きの70番バスが来るとのこと。

この辺りにはホールフーズ( Whole Foods)やターゲットなどのモールが立ち並び、買い物に不自由しません。

ビーチサンダルを忘れてきた友人の1人がサクッと可愛いのをゲット。

スタバもありますので入って時間を潰すこともできますが、街散策は後回しにしてバスに乗りました。

 


「天国の海」ラニカイビーチ

10分ほどでラニカイビーチに近い降車場です。

やはり他の日本人の皆さんとともに降りるのが安心です。

モクルア通り(Kokulua Dr)というバス停で降りて住宅街の中を歩くと。

Lani(天国の)Kai(海)、ラニカイが出現しました。

写真で見た通りの美しい海の色にうっとり。

日焼けするのも厭わず水に入ったり写真を撮りまくったりして楽しみました。

なお、ラニカイビーチは高級住宅街にあるプライベート・ビーチのような雰囲気のビーチで、シャワーや更衣室などの施設は一切ありません。

本格的に海で泳ぐにはツアーに参加するか、車で来るしかないと思われます。

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ラニカイビーチからカイルアまで徒歩で移動・「ブーツアンドキモズ」へ

さて、ラニカイからカイルアへ戻ろうとする私達には二つの選択肢がありました。

・このビーチにもう少し滞在し、1時間10分後に来るはずの帰りの70番バスを待つ

・頑張って徒歩で戻る(所要時間30〜40分)

迷いましたが、カイルアタウン散策のために少し時間が欲しかったので歩いて戻ることにしました。

これがなかなか良かったんです。

 

ハワイきっての高級住宅街ですので、めったに見られないような豪邸がそこここに。

目の保養になるというもの。

もうちょっとお金があればこういうところに住むんですがね〜〜😁

 

また、こんな写真も撮ることができました。

バスで通っていれば気づかなかったでしょう。

頑張ったかいがあったというもの。(ちょっと暑かったですが)

なお、もしも歩くなら運動靴と水、帽子は必須です。

途中あちこち写真を撮りながらカイルアに戻ってきました。

カイルア・タウン

 

さて、カイルアタウンでのお目当ては何といっても「ブーツアンドキモズ 」です。

私はGoogle マップを起動させ、経路を表示させて歩きました。

Boots & Kimo’s

151  Heliki Street, Kailua, HI 96734

行列必至の有名なパンケーキのお店で、マカデミアナッツのソースがかかったものが特に人気があります。

私たちが着いた時も待っている人が何人かいました。

 

それでも15分ほど待つと名前が呼ばれ、無事入店。

2種類のパンケーキを4人でシェア。

すごく甘そうに見えますが、意外にさっぱりとしてしかもナッツの香りが香ばしく、ペロリと食べられます。

腹ごしらえにはちょうど良い量でした。

チップ込みで60ドルほどだったでしょうか。

そろそろ記憶があやふやになってきました。

その後はカイルアのお洒落なお店をあちこち覗いて買い物を。

私はプアケニケニ(ハワイの花の一種)の練り香水(7.87ドル)と、生徒さん達へのお土産として可愛い付箋紙(12.57ドル)を買いました。

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カイルアからワイキキへ戻る時に起こった映画みたいな出来事(汗)

バスに乗り込む時に‥‥

いつまでも歩いていたくなるような素敵な街でしたが、時刻はそろそろ4時近く。

ワイキキで最後の仕上げの買い物などあるため戻ろうということになり、帰りのバス停に並びました。

帰りも56、57、57Aのバスです。

そして、私達はここで重大なミスをしでかしてしまいました。

頭を抱える女性

 

57番のバスが全てワイキキに行くとは限らないと聞いていたので、最初に来た57番のバスの運転手さんに「ワイキキに行きますか?」と聞きました。

彼女は(女性でした)「ノー。私の後ろ(Behind me)にもう一台来るからそれに乗って」と言いました。

アラやっぱり聞いてよかったわね〜と、すぐ後ろに来ていた同じ57番のバスに、確認せずにそのまま乗ってしまったのです。

 

今から思えば、そのバスの表示は確かに57でしたが、行き先はワイキキやアラモアナではありませんでした。

よく覚えていませんがKailuaなんとかと書いてあったような‥ただ、確かにすぐ後ろの57番のバスだったため、全く疑うことなく乗り込んでしまったのです。

 

そして誰もいなくなった

バスは間もなく、オアフ島の東側の海沿いを走り始めました。

ずいぶんと遠回りをするなあ、と思いつつもおしゃべりに興じていた私達。

なんとなくマップを立ち上げて見ていた私は、バスが妙なところで右折し、住宅街に入ったのを確認。

あれれ、なんでこんなところを曲がるんだろうと思っているうちに、ますます見知らぬ寂しい住宅街の中を走るようになっていきます。

 

その時、遅まきながら私達は気付きました。

あれほど大勢いた我らが同胞、日本人客の姿が1人も見えないことに。

 

そうこうしているうちに乗客は1人減り2人減り、ついには誰もいなくなってしまいました。

これはまずい、どうしたものかと固まっている私達に運転手さんがこちらへ来いと手招きしています。

恐る恐る彼に近づき、「あの〜私達ミステイクしたんでしょうか?」と尋ねると、

「イエ〜ス。 別の57番のバスに乗るべきだ。あ、ちょっと待って。アレだ!」

 

ザ・バスの運転手さん達の親切心こそアロハ・スピリット

なんと。涙目になりかけていた私達に慈悲がもたらされました。

本来ならどこかのバス停で待たなければならない別の57番のバスが、偶然にも向こうから走ってくるではありませんか。

地獄で仏とはまさにこのこと。

彼は軽くクラクションを鳴らし、向こうの運転手さんも応えました。

「いいかい、あのバスに乗って終点まで行くんだ。そしてそこで23番のバスに乗りなさい。そうすればワイキキに帰れる」

と彼は言って、バス停でないところで降ろしてくれました。

そして私達は向こうから来たバスに乗り込むことができたのです。

 

2人の運転手さんと、それを黙って許してくれた他の乗客の皆さんに、この場を借りて深く感謝したいと思います。

Mahalo Nui Loa.   どうもありがとうございます。

そして、これからバスでカイルアに行こうとしている旅行者の方々は、

くれぐれもカイルアからワイキキに戻る際にはバスの行き先を確認して下さいませ。(大汗)😅

椰子の木

 

ともあれ私達は無事にワイキキに帰還することができました。それも陽がまだ出ているうちに。

運転手さん達の親切心と、幸運な偶然がなかったら、ワイキキに帰れるのは何時になったかわかりません。

ハワイ最後の日の夜が、台無しになっていたかもしれないのです。

これこそがハワイアンのアロハの心というものに違いありません。

旅の終わりに感じたアロハの心

ALOHA.

A‥Akahai(アカハイ=親切・思いやり)

L‥Lokahi(ロカヒ=調和・協調)

O‥Olu’olu(オルオル=礼儀・快活さ)

H‥Ha’aha’a(ハアハア=謙虚・つつましさ)

A‥Ahonui(アホヌイ=忍耐・努力)

上記の、5つのハワイ語の頭文字の組み合わせがALOHAの語源です。

まさにハワイアンスピリットそのもの。

 

また、ハワイ州では、ALOHAの精神は州法により法律とみなされているそうです。

「ハワイに住む人々、特に公務員は、常にアロハの精神に則って行動する義務がある」(第5条7項5)

罰則規定などはありませんが、その精神は深くハワイアン達によって共有されているのだということを、今回私達は肌で感じました。

何度行っても、またすぐに行きたくなるハワイ。

多くの日本人に心から愛されるハワイ。

その秘密は、このアロハの心によるものといえそうです。

ハワイにかかる虹

 

こうして、私達アラ還主婦4人のハワイ旅行は無事終わりました。

この旅を通して、たくさんのものを得て、たくさんのことを学びました。

実に楽しくも充実した6日間でした。

 

最後に、同行してくれた3人の友人達に感謝したいと思います。

彼女達がそれぞれ、得意分野の色々な情報を集めてくれたおかげで、これほど盛りだくさんの充実した旅行ができたことは間違いありません。

 

例えば、私と夫氏だけの旅行ではのんべんだらりと過ごしてしまったと思います。

ハワイはリゾートですのでそれはそれで良いのですが、せっかくの機会ですので、

精力的に動いて、見たいものを見、買いたいものを買い、食べたいものを食べて、でき得る限り楽しむ。

これもまた、正しいハワイの過ごし方と言えるのではないでしょうか。

 

最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。

これにて、今回のハワイ女子旅シリーズを終了させて頂きます。

Mahalo Nui Loa.

ハワイの夕暮れ

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