ピアノ初心者〜初級者の練習のコツ

こんにちは、福耳です。

お読み頂いてありがとうございます。

ここでは、始めたばかりの入門者というよりは初心者、および少し慣れてきた頃の初級レベルの生徒さんの練習のコツを提案します。

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ピアノの初級者ってどれくらいのレベル?

ここでいうレベルとは習熟度のことで、どのあたりの教材を学んでいるかが一つの目安になります。

先生方にとって基準の分かれるところでもあります。

私の中にもざっくりとした感覚での基準があり、以下それに沿ってお話していきます。

 

あくまで私個人の感覚によるものですが、

初心者 ー 昔ながらの「バイエル」を例にとると、いわゆる「赤バイエル」くらい

初級者 ー 「バイエル」を例にとると、「赤バイエル」がそろそろ終わりそうなあたりから「青(黄色)バイエル」が終わるくらいまで

と考えるとわかりやすいでしょうか。(個人的には、バイエルをはじめから終わりまで使うことはお勧めしていません。教材についてはいずれ詳しく書いていきます)

 

また、バイエルの欠点を補いつつきれいな挿絵をあしらうことで人気の

「ぴあのどりーむ」シリーズ  (学研 田丸信明編)

では、

初心者 ー 1巻から3巻

初級者 ー 3巻を終了したあたりから6巻終了まで。

 

また、赤い色の表紙で有名な

「トンプソン 現代ピアノ教本」(全音楽譜出版社)

シリーズでは、

初心者 ー トンプソン・小さな手のためのピアノ教本、または

トンプソン・はじめてのピアノ教本①、②

初級者 ー 現代ピアノ教本①(はじめてのピアノ教本③とレベル的に重複)

 

などのように捉えています。

他にも良い教材は多くありますが、私がよく使うのは上のシリーズです。

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ピアノ初心者の時期に一番大切なのは譜読みの力を伸ばすこと

クラシックピアノを続けていく上で、最も大切な要素であり、身につけにくい力のひとつが

譜読みの力=読譜力 です。

ジャズやポピュラーでは耳コピーやコードネームでの演奏が主になると思いますが、

クラシックピアノでは読譜力がないと遅かれ早かれ行き詰まりを迎えます。

 

クラシックは先人の偉大な作品をまずは正確に音で再現していくわけですが、素晴らしい作品に限って音の数が多い(笑)。

慣れていない人には譜面が真っ黒に見えたりします。

こんなのが急に読めるようになるわけがないですね。

習い始めて間もない頃から、地道に譜読みの力を養っていって、やがては演奏技術の向上と共に複雑な楽譜を読みこなし、鍵盤上で再現できるようにならなければなりません。

 

特にピアノは他の楽器に比べて、

・楽譜が2段構え(大譜表。3段譜もアリ)

・一度に複数の音を出せる(最大10〜12個)

・楽器の特性上、長い音を出し続けるのが難しい

といった理由から、楽譜が複雑になりがちです。

 

実をいうと、せっかくピアノを習い出した多くの人の中で、読譜力がなくて新しい曲の譜読みがおっくうになり、やめてしまうケースがとても多いのです。

初心者〜初級者のうちに、地味ではありますが、ぜひこの読譜力を身につけて頂きたいと思います。

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ピアノを弾く時には目の動きと指を連動させる

具体的にどうすればいいのでしょうか。

 

大切なことは、

ピアノを弾く時に、なるべく譜面から目を離さないことです

つまり、なるべく鍵盤を見ずにピアノを弾くことになります。

ミスタッチが気になると思いますが、間違えたらやり直せば良いのです。

何度も練習しているうちに、指が鍵盤の幅や位置を覚えてきてくれます。

そしてこの練習は、ピアノを習い始めてすぐに、比較的速いうちの方が身につきやすいです。

 

楽譜を見ながらピアノを弾く時は、

目で音符を見る→脳がそれを認識し音名・音価(楽譜上のその音に与えられた時間の長さ)を判断する→手元にそれをシグナルとして伝える→実際に指を動かして音を出す

という複雑なプロセスを一瞬のうちに行いながら音を出しています。

 

この作業は一朝一夕にできるものではなく、試行錯誤を繰り返し、何度も間違えながら身につけていくしかありません。

鍵盤を見ずに弾くと、最初は当然音を外したり隣の鍵盤を引っ掛けたりして雑音が出ます。

それがイヤで鍵盤を見て弾いていると、楽譜に書いてある音を覚えて弾くようになります。

特にお子さんは記憶力がいいので新しい曲もすぐに覚えてしまい、気をつけていないと鍵盤ばかり見て弾いていることに気づきます。

 

上記のプロセスは、簡単には身につかないため、記憶力の良い、耳の良い生徒さんほどその傾向があるように思います。

覚えて弾いた方が、ラクに、素早く弾けるような気がするのでしょう。

また実際、譜読みの力がなくても上手にピアノを弾くことができる方はたくさんいます。

それが悪いわけではありませんが、譜読みを面倒に感じて新しい曲に挑戦するのがついおっくうになり、気がつくと習ったことのある曲ばかり弾いているということにもなりかねません。

 

でも、世界には無数の素晴らしいピアノ曲があります。

読譜力があれば、次々にそれらに挑戦することができ、レパートリーを増やすことも容易にできます。

ぜひ、初級レベルのうちに読譜力を養いつつ、確実に上達して頂ければと思います。

 


・楽譜から目を離さないこと

・目から脳を経て指へ伝えるサイクルを意識して形作ること

・ミスタッチを恐れず、鍵盤の幅を指に覚えさせていくこと


以上を常に意識しながら練習してみて下さい。

地味ですが、曲が難しくなればなるほど読譜力は大切です。

あきらめずに取り組んで頂けたらと思います。

 

お読み頂いてありがとうございます。

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