ザ・ブセナテラス クラブエレガントオーシャンフロント宿泊記とその感想|ハレクラニとの違いは?
「ザ・ブセナテラス」。沖縄に旅行したことのある方なら、このホテルの名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
ザ・ブセナテラスは、県内でも指折りの高級ホテルとして、25年の長きにわたって多くの旅行者の憧れとなってきました。
今回、念願かなってここブセナテラスのクラブフロア に宿泊が叶いましたのでレポートします。
また、遠くない場所に開業したハレクラニ沖縄との比較も気になるところ。
2つの高級ホテルの違いと、ブセナテラスのクラブラウンジの感想をお伝えします。
目次
ザ・ブセナテラス クラブエレガントオーシャンフロントへのアクセス
概要
ザ・ブセナテラスは、名護市南部の海に突き出た部瀬名岬一帯を敷地とする広大なリゾート。
2000年のG7(先進国首脳会議)「沖縄サミット」の舞台となった高級ホテルです。
今回宿泊した「クラブエレガント オーシャンフロント」というカテゴリーの部屋は「最上級のもてなし」をコンセプトとするクラブフロアにあります。
管理人が前回(10年ほど前)ブセナテラスに宿泊した時の部屋はスタンダードタイプだったので、その違いには目を見張るものがありました(笑)。
ちなみに「クラブエレガント オーシャンフロント」は、クラブルームへのアクセス権付きの部屋としては一番下のランク。
世の中、上には上があるものですね。♪( ´▽`)
アプローチ
那覇から車で国道58号線を北上し、名護市「喜瀬」の交差点を左に折れると、そこはもう「ザ・ブセナテラス」の敷地内。
ゲートに駐在する門番のおじさまが車を止め、用件を質問してきます。宿泊客と告げると道を先に進むことが許されます。
途中、左手に業務用車両の侵入路があるので間違わないように直進しましょう。程なく本館の正面玄関に到着します。
ブセナテラスは全てバレットパーキングなので車を降り、荷物も駐車もお任せしてホテルマンの案内に従って館内へ。(一日1000円の駐車料金はこのバレット代と思えば‥)。
ロビーはオープンな造りで、とても開放的。リゾート感たっぷりです(この日は天気がイマイチでやや寒く感じましたが)。
前回スタンダードフロアに宿泊した時はこちらでチェックインしましたが、今回はクラブフロアなので素通りしてクラブ棟に向かいます。
ロビーフロアをそのまま進み、渡り廊下を渡った先にクラブルームのドアが。ちょっと威圧感のあるたたずまいですσ(^_^;)
前回は素通りしたのですが(しつこい)今回この扉は我々の前に開かれました。
ザ・ブセナテラス クラブラウンジ
ティータイム
ラウンジに入ると複数のスタッフが笑顔でお迎えしてくれました。
室内は吹き抜けの贅沢な造りで眺めが良く、ホテルのクラブラウンジとしてもかなり広い部類。テーブルや椅子の配置にも余裕があります。
ウェルカムドリンクとしてグァバジュースが提供されました。爽やかで南国情緒たっぷりです。
チェックインは14時から。たまたま開始時間ぴったりに到着できたので、さっそくティータイムサービスのスイーツを頂きました。
たまたまですよ。決しておやつタイムを狙って行ったわけではございません(キッパリ)。
ティータイムのスイーツはティラミスやムース、マンゴープリンやスコーンなどなど。とても全部は食べきれないほどに種類がありました。
コーヒーはフレーバーを選び、マシーンで好みの濃さを設定できます。
キャラメルの香りのするフレーバーが管理人の好みで、そればかり飲んでいました。
カクテルタイム
ラウンジのカクテルタイムは17:00〜19:00。特に年齢制限などはなく、子どもたちもOKです。
おつまみ類はオードブルプレートと簡単なビュッフェ。とはいえご覧のようにグレードはかなり高いです!
こちらはオードブルプレート。シーフードを中心としたおつまみのほかパテ、キッシュなど。
美しく並べられたビュッフェ。チーズや生ハム、ピクルス、和えもの、パンとオリーブオイルなど。
特に初日に提供されたミミガーの白和えは美味しかったですね〜↑白ワインにぴったりでした。
なおアルコール類は北谷ビールとワイン、ウィスキーや泡盛など。特にワインが充実していて管理人としては大満足です。
何よりもシャンパーニュがあったのはポイントが高い。その他に赤白ロゼ、普通のスパークリングワインもありました。
沖縄の夕暮れを眺めながら繊細な金色の泡を眺めていると、人生って悪くないな〜と思えてくるのでした(単純)。
ザ・ブセナテラス クラブエレガントオーシャンフロントの客室
客室
前項「カクテルタイム」と時間は前後しますが、ラウンジでのチェックイン(とおやつタイム)終了後に部屋に案内されました。
クラブラウンジ にはもう一つ出入口があり↓、全てのゲストはラウンジを通り抜けてそれぞれの部屋へアクセスするシステム。
このような外廊下を進んで各部屋に向かいます。開放的ですがこちらは北側なためか気温が低い感じ。
部屋に到着。入るといきなり部屋ではなく廊下が。このワンクッションおく造りがスタンダードルームとは違うところ。
部屋の全景。さすがオーシャンフロント、海が目の前です。
リビングスペース。ちょっとしたスペースの余裕がゆとりを感じさせます。お菓子がセッティングされていました。
そこそこ広さのあるバルコニーには小さなテーブルと椅子、長椅子が。3〜4人座れそう。
バルコニーに出てみました。潮風と波の音が心地よく、いつまでも座っていられる気がします。
なお冷蔵庫のミニ・バーは有料ですが、中には冷えたウェルカムフルーツが。美味しくてあっという間にペロリと頂きました。
アメニティ
アメニティはさすがに豊富。まずはバスローブ。タオル地ではなく薄手のタイプです。
パジャマは上質のコットンでとても着心地がよろしいです。ちゃんとズボンもついています。
タオル類も豊富。ハンドタオル×2、フェイスタオル×4、バスタオル×4枚ずつ。どれもふわふわ♪( ´▽`)
基本的なアメニティは、洗面所のアメニティボックスの中にセットされていました。
ボックスの右手と下部には歯ブラシ×2、ボディタオル×2、ほか髭剃り、くし、消毒スプレーという布陣。
ボックス左手部分を取り出して拡大しました。
ボディローション、バスソルト×2、シャワーキャップ、コットン&綿棒、基礎化粧品セット。
これら全て無くなると補充してくれます。なおエコの観点から、補充を希望しない旨書かれたカードを置いておけばその限りではありません。
シャワールームには「タルゴ」のアメニティが2人分。シャワージェル、シャンプー、ヘアコンディショナー。
こちらも無くなるとケチらず補充してくれます。
以上の他にスリッパとビーチウェア、スパやビーチへの移動に便利なバッグも。ビーチウェア以外は持ち帰ることができます。
ザ・ブセナテラス クラブフロア宿泊の感想
ザ・ブセナテラスのクラブフロアに宿泊することは、実は前回スタンダードフロアに宿泊した時からの管理人の長年の目標(笑)でもありました。
何しろ管理人夫婦はど庶民。ブセナテラスはもともと高級ホテルですし、さらにクラブフロアとなるとやはり敷居は高いですσ(^_^;)
あの金色のプレートの掲げられたドアの向こうに、一体どんな世界が広がっているのかと色々想像したものでした。
今回晴れて(?)クラブフロア に宿泊して、ブセナテラスのさらなる「おもてなし」を体感することができました。
なんといってもスタッフがフレンドリー。笑顔を絶やさず、やや緊張気味のブセナ初心者の緊張をほぐし、リラックスできるよう配慮してくれているのを感じることができました。
また、ラウンジが広くゆとりがあり、席数が多いのも大きな特徴。
ホテルのクラブラウンジの中には、部屋数の割にラウンジが狭く、席の配置にゆとりのないところがたまにあるもの。
でもブセナテラスではその心配はありません。
広々としたラウンジでゆったりとコーヒーを飲みながら寛ぐことができました。部屋のコーヒーサーバーが必要ないくらいでしたね。
ブセナテラスのクラブフロアには年齢制限はないのですが、何しろ広いので就学前のお子さんたちがいても全く気になりませんでした。
せっかく余分にお金を払うのですから、ホテルのクラブラウンジではとにかくゆったり過ごしたいもの。
ラウンジに入るために行列したり、よそのお子様の騒ぐ声をすぐそばで聞かなければならない事態は避けたいですよね。
その点ブセナテラスのクラブフロアなら、特に我々のようなシニアカップルには安心と感じました。
ザ・ブセナテラスとハレクラニ沖縄との比較
ところでザ・ブセナテラスと同じような価格帯で立地も近く、ライバルとなり得るのがかの有名な「ハレクラニ沖縄」。
この2つのホテルの違いは何でしょうか?ざっと以下のような点が考えられます。
- BGM
- レストランの数
- 生演奏
BGM
ブセナテラスにはBGMがありません。館内でもレストラン内でも一切の音楽がなく、だからこそ波の音がよく聞こえるのでしょう。
一方、ハレクラニはもともとハワイの高級ホテル。それゆえかダイニングではハワイアンがずっとかかっています。
この辺りは好みの分かれるところ。管理人はハワイアン 大好き人間ですが、ブセナテラスの無音もとても気に入っています。
レストラン数
ハレクラニ沖縄のレストランは4軒。
カジュアルなオールデイダイニングと高級なファインダイニング、ほか日本料理とステーキのお店です。
一方ザ・ブセナテラスにはバーやラウンジを除き全部で8つのレストランがあります(うち1軒休業中・バーベキューは夏季のみ)。
今回は、岬の先端にあるシーフードレストラン「ランブルフィッシュ」を利用。
生牡蠣、美味しかったですねえ‥( ´ ▽ ` )
ドレスコードはなくカジュアルな雰囲気でありながら、お料理は本格的。アコーディオンの生演奏が祝祭の雰囲気を盛り上げていました。
選択肢が多いのは庶民としてはやはり助かります。
生演奏
ザ・ブセナテラスでは、夕刻になるとプールサイドでサキソフォンの生演奏があります。
甘く切ないサックスの音色が沖縄の黄昏を彩り、いやが上にも旅情を掻き立てるわけです。
聴きいるのは大人ばかり。プールサイドバーで配られる飲み物を手に、静かに耳を傾けていました。
一方、ハレクラニ沖縄の「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」テラスではフラとハワイアンのライブパフォーマンスが毎日行われている模様。
やはりハレクラニはハワイのホテルであり、「ハワイ」をコンセプトとして強く押し出しているのでしょう。
ハワイ好きな人や家族連れにはハレクラニが、特にハワイにこだわりのない大人カップルにはブセナテラスがおすすめかもしれません。
ハレクラニ沖縄のレビュー記事はこちらから↓
ハレクラニ沖縄は子連れウェルカムな高級リゾート|サンセットウイングをレビュー!
まとめ
ザ・ブセナテラス「クラブエレガント オーシャンフロント」のレビューとクラブラウンジを利用した感想、「ハレクラニ沖縄」との違いをご紹介しました。
この上なく優雅な3日間はあっという間に終わり。短かったなあ‥(´∀`)
ザ・ブセナテラスのクラブアクセスルームは、やはりお値段もそれなり。でも、それだけのお金を払う価値はあると感じました。
次に沖縄に行く時も、ぜひこちらを利用したいもの。
またここに戻ってくるために、頑張って働こうと思います!
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