【2023秋】同門ピアノ弾き合い会に参加しました!反省及び感想|備忘録として
管理人は、音大時代の恩師を囲む「同門卒業生有志の会」に所属しています。
2023年秋、縁あって同会が主宰する「同門ピアノ弾き合い会(仮称)」に参加させて頂きました。
本記事は、数十年ぶりにソロで演奏する機会を得た管理人による、ひとり反省会会場+備忘録として残すものです。
基本的にチラシの裏な個人的感想でありまして、どなたかのお役に立つことを意図して公開した記事ではありませんσ(^_^;)
お時間のある方のみお付き合い頂ければ幸甚です。
目次
2023同門ピアノ弾き合い会 選曲の理由
2023年秋の同門ピアノ弾き合い会において、管理人が演奏した曲は以下の2曲です。
- ショパン:マズルカOp.7-1 変ロ長調
- ショパン:エチュードOp.25-1「エオリアン・ハープ」
何ゆえ管理人はこの2曲を選んだのか?記憶を辿るに、以下のような思考の流れが存在しました。
- ご縁を頂き、同門弾き合い会への参加が決まる
- 普段自分がブルグミュラーレベルの曲しか弾いていないことを思い出す
- 準備期間は約1ヶ月→長い曲は無理
- 生徒にマズルカOp.7-1を教えたことがある→譜読みはほぼ完了している
- そうだ自分でも弾いてみよう!
- 演奏時間が2分ちょいではいかにも短いであろう→せめてなんかもう1曲加えよう
- 昔親族の結婚式で弾いたエオリアンハープを解凍すれば何とか→合わせて5分。よっしゃコレで行こう♪( ´▽`)
‥「安直」という言葉がぴったりではあります。他にも、
- さすがに「貴婦人の乗馬」などを弾くワケにはいかない
- 「エリーゼのために」というワケにもいくまい
- とりあえずショパンなら格好がつくのでは
‥このような思考の流れも同時進行しておりましたことを白状しておきます。
2023同門ピアノ弾き合い会 演奏時の状況
本人の記憶が消えないうちに、実況中継に近い形で演奏時の状況を記録しておきたく存じます。
口上
以下の口上(言い訳)をモゴモゴ並べてから演奏しました。
- ご無沙汰してます
- 人前でソロで演奏するのは数十年ぶりでして
- 練習時間足りてません
- 普段ブルグミュラーしか弾いてないんです
- のでチョー緊張してます
‥なお暗譜で弾きましたが、お守りとして楽譜を譜面台脇に置いて臨みました。
マズルカOp.7-1 変ロ長調
- 曲名:マズルカ 変ロ長調(Mazurka B-dur Op.7-1)
- 作曲者:ショパン(F. Chopin, 1810-1849)
- 難易度:中級C
- 使用楽譜:パデレフスキ編 ショパン全集 X
- 演奏時間:約2分30秒(繰り返し有り)
3小節目 トリルが思ったように決まらず
5小節目 自分が本格的に緊張していることに気づく
24小節目 いまいちレガートにならず
29小節目 stretto(ストレット/緊迫して)で本当に緊迫してくる(°▽°)
30小節目 苦手のトリル入らずリズム崩れる(崩壊寸前)( ̄▽ ̄;)
32小節目 rall.(ラレンタンド/次第に遅く)でややホッとする
24〜44小節目繰り返し。同じ経緯を辿る
45小節目〜 記憶なし。最後の音だけはキメる♪(´ε`; )
‥自宅で落ち着いた状態で録画したマズルカの動画を上げておきますf^_^;↓
なおマズルカOp.7-1については以下の記事で紹介しています。↓
エチュードOp.25-1「エオリアン・ハープ」
- 曲名:エチュードOp.25-1(Etude Op.25-1)
- 作曲者:ショパン(F. Chopin, 1810-1849)
- 難易度:上級A
- 使用楽譜:ショパン 4(春秋社)
- 演奏時間:約2分30秒
7,8小節目 苦手箇所。音外しまくりスカスカに
11小節目 右手高音B♭、C外す(このあたりでテンパり始める)(;´д`)
14〜16小節目 内声のテヌート決まらず
17小節目 左手のB♭外す
24小節目 ritenuto(リテヌート/徐々に遅く)し過ぎて間延び
26小節目 3拍目右手D♭外す
27小節目 3拍目右手C外す
29小節目〜この辺りから勝手にテンポが上がり始める(゚д゚lll)
31小節目〜さらに加速、暴走(°▽°)
36小節目 意識を取り戻す(;´Д`A
42小節目 来るべきアルペジオの連続に身構える
44,45小節目 崩壊寸前( ̄▽ ̄;)
46小節目 学生時代に恩師に怒られた時の映像がなぜか脳裏をよぎる
49小節目 最後の音だけはキメる(つД`)ノ
なお、以下のサイトではそれぞれの曲の難易度検索ができます↓
2023同門ピアノ弾き合い会 反省点
以下、反省点を挙げて参ります。
- 不慣れ。人前でのソロ演奏は数十年ぶり
- 選曲ミス。準備期間1ヶ月ではショパンエチュードは本来無理
- 練習不足。平均練習時間1時間/1日では無理
- イメトレ不足。緊張により意識がモーローと(;´Д`A
- 豆腐メンタル。手が震えて制御不能になり暴走
- 苦手箇所の存在。「来るぞ、来るぞ、キタ〜〜(; ̄◇ ̄)」
- 慣れないヒールの靴とちゃんとした服装
やはり全ては「準備不足」の一点に集約されそうです。
特に服装や靴は、管理人の地元の商店街をペタペタ歩き回る時のようなラクな格好というわけにはいきません。
TシャツGパンでなく「ちゃんとした」服装で弾くことに慣れておく必要があると感じました。
2023同門ピアノ弾き合い会 参加の感想
‥というわけで、数十年ぶりに参加した同門のピアノ弾き合い会の本番の出来はホロ苦いものでした(;´д`)
自分でも何となく気付いてはいましたが、今回はっきりしたことは管理人はかなりの「あがり症」であるということ。
ピアノ指導者としての資質は、やはりパフォーマーではなくインストラクターなのでしょう。
さらに、上にあげた反省材料のほかに今回の緊張の原因として気づいたことを挙げておきます。
- 横浜市民が多摩川を越えて東京都内に進出するという特別感
- 乗っていた電車が信号点検で一時停止。遅刻するのではという心理的緊迫感
- 都心のホールのどこかセレブな空気感
- 慣れない高級ピアノの象牙っぽい鍵盤の感触
‥これらの要因が緊張に拍車をかけたという側面もありそうです。
あがり症とはいえ指導者である以上、人前でピアノを演奏することを完全に諦めるわけにはいきません。
まずは本番のイメージトレーニングを重ね、豆腐と化したメンタルを鍛えるところから始めた方が良いと感じました。
ここまでお読み下さいましてありがとうございます。m(_ _)m