失敗しないピアノ教室選び|ピアノ教室検索サイトのチェックポイントと情報の読み方を解説!
ピアノ教室を探すとき、口コミ以外で必ずお世話になるのが検索サイト。
お住まいの地域のピアノ教室が網羅され、教室の場所や月謝、生徒数など、居ながらにして多くの情報を得ることができます。
ただ、口コミと違ってピアノ教室検索サイトは基本的に教室の先生の自己申告による情報が掲載されているもの。
当然、先生方にとって都合の悪い情報は書いてありませんし、逆にそのような情報こそ保護者の知りたいところでもありますよね。
この記事では、ピアノ教室選びで失敗しないための、検索サイトにおける膨大な情報の意外なチェックポイントをお伝えします。
検索サイトを賢く使い、ウラ情報をしっかり読み取って、お子さんのピアノ教室選びの参考として頂ければ幸いです。
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ピアノ教室選びのチェックポイント
ピアノ教室検索サイトでは、教室へのアクセスと月謝以外に以下の点をチェックするのがおすすめです。
- ピアノの先生の学歴・経歴と専門について
- レッスンについて
- ピアノコンクールへの参加について
1. ピアノの先生について
多くの個人ピアノ教室は、先生がお一人で主宰・運営していますので、先生の学歴や経歴は大切な情報。
検索サイトの断片的な文字列から先生の学歴・経歴のほか専門分野まで浮かびあがってきます。
「ウチの子は別にピアニストになるわけじゃないから先生の専門なんて気にしないわ」というお母さんは多いものですが、ピアノを長く趣味として続けていくならその考えは落とし穴。
先生が誰でも良いというわけにはいきませんので注意が必要です。
こちらの記事に詳しいです↓
月謝の安いピアノ教室は要注意!その特徴と理由とは?ありがちな欠点と差がつくポイント
2. レッスンについて
ピアノのレッスンについて、検索サイトでは大切な情報を読み取ることができます。
この部分は多くの保護者の方が時間をかけてチェックしているポイントですね。
3. ピアノコンクール参加について
最近は多くの教室がピアノコンクール への参加を謳っています。
コンクール出場は子供にとって励みになるものですが、年齢が低い場合には負担になることも。
お子さんがピアノコンクールに興味を持ち積極的に参加するタイプか、逆にあまり参加したくないのかによって教室選びの基準も変わってきます。
おすすめ検索サイトについてはこちらの記事に詳しいです↓
ピアノ教室の探し方のコツは?子供にぴったりの教室を見つける方法とおすすめ検索サイト
ピアノの先生の経歴と専門について
検索サイトで通える範囲の教室にあたりをつけたら、まずはピアノの先生の学歴・経歴と専門をチェックしましょう。
- 学歴・経歴
「〇〇音楽大学ピアノ科卒業」のような学歴、「門下生がコンクールで入賞」のような経歴は、生徒募集したい先生がぜひ保護者に知ってもらいたい情報。
経歴に自信のある先生は、ピアノ検索サイトでは目に付く箇所にしっかり記載しています。
そして、そのような情報の記載がない場合はピアノの腕前や指導力とは別の価値を提供する教室ということです。
- 専門
「ピアノ教室の検索サイトなのだから登録している先生はみんなピアノの専門家に違いない」というのは実は間違い。
音楽大学を卒業してはいても、ピアノ以外の楽器を専攻していた先生がピアノの先生として登録しているケースは多々あります。
例えば、検索サイト上に以下のような紹介文を載せているケース。
- お子様の個性や才能を伸ばすお手伝いを致します♪
- △△音楽大学卒業
- 使用教材 ピアノ:□□ ヴァイオリン:◇◇
- レッスン料 ピアノ:6000円〜 ヴァイオリン:7000円〜
先生お一人で運営している場合、この先生の専門はほぼ間違いなくピアノではなくヴァイオリンです。
音大でピアノ以外の楽器を専攻すると、ほとんどの大学で副科としてピアノを学ぶことが求められます。
ピアノ科の卒業生が副科で習ったヴァイオリンを人に教える可能性はほぼゼロであるのに対し、ヴァイオリンや声楽科の卒業生はその限りではありません。
もちろんそれが悪いというわけではありませんが、上の先生は「ヴァイオリン専攻としては学位が取れているがピアノではその限りではない」ということを知っておく必要があります。
ピアノレッスンについて
以下の3点をチェックするのがおすすめです。
- 年間のレッスン回数
- 教室の設備
- 体験レッスンが有料か無料か
- 年間のレッスン回数
1年間に何回レッスンが行われるかは、ピアノ教室選びにおいて最も重要な情報のひとつ。
同じ7000円の月謝であっても「年間45回」なのか「40回」かで進度に差が出てくるのは当然のことです。
先生ご自身の練習や研鑽のためにあえて少なく設定している教室も多いですが、習う立場としては多いに越したことはありませんよね。
こうした重要事項は検索サイトの画面の見やすいところにきちんと書くべきで、それがない教室は生徒への重要情報伝達に対する意識がやや低いと思われます。
- 教室の設備
ピアノ教室検索サイトでは、多くの教室がレッスンで使用する楽器の情報を載せています。
サイトによってはピアノのメーカーまでバッチリ書いてあり、海外の高級グランドピアノを複数お持ちの先生は誇らしげに写真をアップしています。
教室で使用する楽器は、その先生のピアノに関する意識を表現するといっても過言ではありません。
グランドピアノが複数台並んでいる教室はコンクール入賞などを目指す本格的な教室、特に使用楽器の記述のない教室はのんびりムードである可能性が高いです。
- 体験レッスンが有料か無料か
体験レッスンは、検索サイトに記載されない教室の情報を得られる貴重な機会。
ほとんどの教室の体験レッスンは無料で、一人でも多くの入会希望者へのアクセスを募っています。
そして一部の保護者の中にはその制度をちゃっかり利用し、あちこちの教室の体験レッスンを渡り歩いてピアノを習わせた気になっている猛者が出現。
心あるピアノの先生の負担になっているのが現状です。
無料の体験レッスンはありがたいものですが、ここはあえて有料の体験レッスンを設定している教室をチェックするのがおすすめです。
有料といってもワンコインの500円から1000円程度であることが多く、お財布の負担にはならないはず。
「体験レッスン渡り鳥」を封じる、有料の体験レッスンを行う先生は、ご自身の指導力に自信があることがほとんど。
長いお付き合いになるピアノ教室選びの有力な候補となることでしょう。
ピアノコンクール参加について
昨今では日本中で大小様々な子供のためのピアノコンクールが開催されていて、上位入賞した生徒の戦績を教室の実績として検索サイトに意気揚々と掲げる教室が多く見られます。
あなたのお子さんがピアノコンクールに興味を持ち、積極的に参加したい(させたい)と思うなら、ぜひこのような教室に入ると良いでしょう。
そういった教室ではコンクール参加に対する他の生徒たちの意識も高く、ハイレベルなレッスンが行われているケースが多いもの。
お友達同士切磋琢磨する環境に身を置くことでさらに意識も磨かれます。
ただ、ピアノコンクール に参加することは、幼稚園児や小学校低学年など年齢が低い場合には必ずしもメリットばかりともいえない現実があります。↓
ピアノコンクールに低年齢で出場することのメリットとデメリット
コンクール出場にはお金も時間もかかりますので、もしもあなたが参加させたくないと考える場合は、たとえ通いやすい場所であってもコンクールの実績を大々的に謳う教室は避けるのがおすすめ。
「他のお子さんたちが参加していても、ウチは参加しないといえばすむのでは?」とお考えかもしれませんが、ことはそう単純ではありません。
コンクール参加に熱心な一部の教室では、先生から保護者に対して強く参加を要請されたり、その気のなかったお子さんが乗せられ参加することになったりということが普通に起こります。
私事ですが、知人のピアノの先生がコンクール参加に極めて積極的なタイプ。
最近はコロナ禍でその限りではありませんが、以前は会って口を開くたびに次に生徒さんに参加させるコンクールの話ばかりしていました。
発表会でも、コンクールに出場した生徒さんは特別扱い。
上位入賞した生徒さんにはみんなの前で自作の表彰状が贈られていましたっけ。
入賞した生徒さんにとっては晴れがましい舞台も、入賞できなかった、あるいは参加しなかった生徒さんにとってはそうではなくなります。
そして、コンクールにはそんな雰囲気を呼び込む魔力があるのです‥。
あくまで趣味として楽しくピアノを習うなら、コンクール実績を声高に強調する教室でない方が無難。
つい見落としがちなポイントではありますが、ピアノ教室選びの重要な指標となるはずです。
まとめ
- ピアノ教室選びで失敗しないためには検索サイトを賢く使う必要あり
- チェックポイントは3つ、「先生について」「レッスンについて」「コンクール参加について」
- ピアノの先生の学歴の記載状況からその教室の「売り」と先生の専門を推し量れる
- レッスン回数の記載の有無は生徒への重要情報の伝達意識が判明
- 教室での使用楽器は先生のピアノレッスンに対する意識を表現
- 有料の体験レッスンを行う先生は指導力に自信あり
- ピアノコンクール実績を強調する教室は一般生徒にとって必ずしも居心地が良いとは限らない
本記事では、ピアノ教室検索サイトの断片的な情報から、各教室の雰囲気を推し量るワザをご紹介しました。
やや独断が入り混じっているのは認めますσ(^_^;)が、「当たらずと云えずとも遠からず」のハズ。
私は、ピアノを習う全てのお子さんたちにとって、ピアノという楽器が生涯の友であって欲しいと願っています。
ピアノは上達するのに時間のかかる楽器です。
せっかく習い始めても先生や教室の雰囲気に合わないなどの理由ですぐにやめてしまうのはもったいない。
この記事が、縁あってアクセスして下さったあなたのお子さんの、ピアノ教室選びの指標となればこんな嬉しいことはありません。
ご健闘を祈ります!♪( ´▽`)
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