【大人のピアノ教室】初心者のための失敗しない選び方|押さえるべき6つのポイントと優先順位
大人のピアノ初心者がピアノを始めるなら、独学よりも音楽教室でピアノを初歩から習うのがおすすめ。
とはいえ、ピアノの初心者にとっては、どんな教室を選べば良いのか、また何を基準に選ぶべきか分かりにくいですよね。
そこで、ピアノ講師歴40年の管理人が、大人のピアノ教室の選び方を完全ガイド。
抑えるべき6つのポイントやその優先順位、選び方のコツなどを解説しました。
これからピアノを習おうと考えているあなたの指標となれば幸いです。
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目次
【大人のピアノ教室】選び方のポイントと優先順位
大人のピアノ初心者がピアノ教室を選ぶにあたり、重視すべきポイントは色々あります。
が、初心者はまだピアノについて詳しくないので、何を基準として選べば良いか迷いがち。
そこで、大人の初心者のための「失敗しないピアノ教室の選び方」における重要ポイントを6つ、優先順位の高い順にあげてみました。
- 希望のジャンル
- 立地条件
- レッスン形態
- 費用
- 講師の経歴
- 教室の規模と設備
もちろん、人によって重要視すべきポイントは違いますが、大人のピアノ初心者という条件のもとでは、優先順位に大きな違いはありません。
以下、「失敗しない大人のピアノ教室選び」について、ひとつひとつ解説して参ります。
【大人のピアノ教室の選び方】①希望のジャンルを決める
一番大切な指標がこちら。ピアノは自由度の高い楽器なので、色々な演奏のジャンルがあります。
- クラシック
- ジャズピアノ
- ポピュラーピアノ
- ピアノ弾き語り
あなたは、どのジャンルのピアノ曲に興味がありますか?また、どんなタイプのピアノ演奏をしたいですか?
あなたの希望するピアノのジャンルによって、選べきぶピアノ教室は大きく違ってきます。
ショパンなどのクラシックの名曲が弾きたいならば、ぜひクラシック専門の教室、またはクラシックに強いと評判の教室を選びましょう。
ジャズピアノやポピュラーピアノを学びたいなら、クラシックとは全く違うアプローチが必要なのでそれを謳う教室へ。
また、ピアノで弾き語りをしたいなら、歌の指導に定評のある教室が良いでしょう。
演奏したいジャンルがはっきり決まっている人ばかりでなく、まだ漠然としていて決められないという人もいるのでは。
もしも学びたいジャンルが決まっていないのであれば、まずはクラシックピアノを習うのがおすすめ。
クラシックは全てのピアノ演奏の基礎基本であり、クラシックピアノの素養は将来どんな演奏を目指すにしてもプラスに働くからです。
ジャズであれポピュラーであれ、また歌いながらの弾き語りであれ、正しい姿勢で奏でられるピアノの音は実に美しいもの。
クラシックに比較的強いのは以下の3教室です↓
「椿音楽教室」はクラシックに強く、おすすめ。
椿音楽教室についての記事はこちらからどうぞ↓
椿音楽教室のピアノレッスンの特徴と料金・口コミ評判|大人の初心者におすすめ!
【大人のピアノ教室の選び方】②立地条件を考慮
ピアノを習うとなると、多い場合は毎週、あるいは月に数回、年単位で長い期間通い続けることになります。
したがって、ピアノ教室の立地があまりにも通いにくいのはマイナスポイント。挫折の原因になっても困ります。
子供と違い徒歩圏の教室にこだわる必要はありませんが、最寄りの駅近や職場の近くなど、通うのに便利な立地の教室を選びましょう。
時間も交通費も節約できて一石二鳥です。
【大人のピアノ教室の選び方】③おすすめのレッスン形態と回数
「レッスン形態で選ぶ」とは、マンツーマンの個人レッスンかグループレッスンか、どちらのスタイルを選ぶかということ。
また「レッスン回数」は、1ヶ月に何回レッスンを受けるのが適当かという点です。いずれも初心者には分かりづらいですよね。
大人のピアノ初心者への管理人のおすすめは、ずばり、以下の通りです。
- マンツーマンの個人レッスン
- 2回〜3回/月
個人レッスンがおすすめ
大人の初心者がピアノを習うなら、断然マンツーマンの個人レッスンがおすすめです。
グループレッスンは費用が抑えられるという利点がありますが、先生一人に対して生徒が複数では、他の生徒が指導を受けている時間は実質無駄。
ピアノとは、本来一人で弾くもの。英会話などと違い、他人の指導を見ているだけで学びが深まることはありません。
また、どうしても一人ひとりにあった指導をする時間はなく、わからないことがあっても日本人の特性として質問もしづらいもの。
結果的に高いレッスン代となってしまいがちです。
2〜3回/月がおすすめ
大人のピアノ学習者には、1ヶ月に2回〜3回程度のレッスン回数がおすすめ。
実際、毎日の仕事のほか、自身の子供の世話、学校の行事、その他の突発的な用事が発生することのある大人が、毎週ピアノのレッスンを受けるのはかなり大変です。
また月に1回以下のレッスンでは、以前習ったことをきれいさっぱり忘れてしまうと思われます。
私の教室でも、「頑張って毎週レッスンに来ます!」という大人の方より、毎月淡々と2回ずつ通ってきている方の方が長続きしています。
大人のピアノレッスンのコツは、無理をしないこと。2回〜3回レッスン/月をおすすめする理由です。
【大人のピアノ教室の選び方】④費用をどこまで抑えるか考慮
「ピアノはあくまでも習い事。楽器も楽譜も買わなきゃだし、レッスンの費用はできるだけ安く抑えたいなあ‥」
‥お気持ちはよく分かります。ですが、ものの値段には理由と道理があるもの。ピアノ教室も同じです。
レッスン費用(多くは月謝)の安いピアノ教室には、必ずデメリットが存在します。↓
月謝の安いピアノ教室は要注意!その特徴と理由とは?ありがちな欠点と差がつくポイント
もちろん「高額な教室でないとピアノは上達できない」などということはありませんが、あまりにお安いサービスであれば内容はやはりそれなり。
「費用を抑える」ことにばかり目を向けるよりは、「適正な料金体系」を掲げる教室を選ぶのが、長い目で見ればやはり安心です。
良心的でリーズナブルなレッスン料でピアノを学べる教室を、ぜひ選びたいものです。
【大人のピアノ教室の選び方】⑤講師の経歴を調べる
大人の初心者がピアノ教室選びにおいて失敗しないために、注意深くリサーチする必要があるのが「講師の経歴」。
音楽教室の HPには、教室に所属する講師の先生方の写真と経歴が記されています。
ぜひしっかりと読み込んで、ご自身のピアノレッスンにぴったりの講師が在籍しているか確認しましょう。
クラシックを例に挙げると、例えば以下のような学歴・経歴の記載があれば、ピアノ講師として一定のレベルが保たれていると判断できます。
- 有名音楽大学ピアノ科卒業
- 海外の音楽大学への留学経験
- ピアノコンクール 入賞経験
音楽大学にも色々ありまして、昨今では特にピアノが上手でなくても入学・卒業できてしまう音大があるとか‥。
また、ピアノ科でなく声楽や弦楽器などの卒業生であるにもかかわらず「〇〇音大卒」とうたってちゃっかりピアノを指導している方も。
必ず、講師の卒業した音楽大学の名称を確認しましょう。歴史や伝統のある音大の卒業生であれば、必ず経歴欄に学歴が書かれているはずです。
例えば以下の音楽大学のピアノ科の卒業生であれば講師のピアノ演奏レベルとしてはまず安心できると言えます。
- 東京芸術大学など国公立の音楽大学
- 桐朋音楽大学
- 武蔵野音楽大学
- 東京音楽大学
- 昭和音楽大学
また海外の音楽大学への留学経験や、ピアノコンクールなどでの入賞経験は一定の力量を示します。
あとは教えるための指導力ですが、ある程度の規模の音楽教室であればきちんと研修をしているはず。
そのような記述のある講師ならばさらに安心ですね。
【大人のピアノ教室の選び方】⑥教室の規模と設備
教室の規模も、大人のピアノレッスンにとって重要な要素。規模は教室の設備と密接に関係するからです。
ピアノだけでなく、弦楽器や管楽器、ドラムやボーカル、音楽理論なども学べる総合音楽教室か、それとも個人のピアノ教室か?
それぞれ、ざっくりと以下のような特徴があります。
総合音楽教室の特徴
- 楽器ごとに複数のインストラクターがいる
- 生徒の人数が多い
- 練習室の使用が可能など、設備が整っている
- 駅に近いなど通いやすい場所にある
- 設備費やスタジオ代・冷暖房費などがかかるためレッスン費用はやや高め
- 学内のイベントなどを通して仲間づくりが可能
個人のピアノ教室の特徴
- ピアノの先生がお一人で運営
- 生徒の人数はまちまち
- 個人のお宅でのレッスン。練習室などはなし
- 駅前に教室があることは少ない
- 設備費や冷暖房費などがかからないため大規模教室に比べてレッスン費用は安め
- 生徒同士の交流は生まれにくい
どちらのタイプの教室を選ぶかは、あなたがどんなピアノライフを求めるかによって変わってきます。
「主要駅近くの設備の整った音楽教室で、ちょっとリッチな趣味としてピアノを習いたい」
「自宅に生のピアノがないので教室のピアノを借りて練習したい」
「気のあった音楽仲間が欲しい」
‥そんなあなたには大規模な総合音楽教室がおすすめ。
逆に、
「ピアノを習う費用をできる限り抑えたい」
「家に生のピアノがあるので練習室のレンタルなどは不要」
「とにかくピアノが上達するのが最優先、仲間づくりとか特に興味なし」
‥このように考えるなら、個人のピアノ教室がリーズナブルでおすすめといえます。
まとめ
- 大人のピアノ初心者のためのピアノ教室の選び方・ポイントは6つ
- 優先順位の高い順に「希望のジャンル」「立地」「レッスン形態」「費用」「講師の経歴」「教室の規模と設備」
- 弾きたいピアノのジャンルが決まっていなければクラシックがおすすめ
- レッスン形態はマンツーマンの個人レッスンで2回〜3回/月がおすすめ
- 講師の経歴は要チェック。クラシックの場合は学歴がある程度の指標となる
- どんなピアノライフをおくりたいかにより、教室の規模が決まってくる
大人の初心者のための、ピアノ教室の選び方をお伝えしました。
現在はコロナ禍により、ひとりで演奏して楽しむことのできるピアノという楽器に関心が集まっています。
特に、ピアノを初歩から学びたいという大人の初心者が多く、ピアノ教室はどこも盛況です。
もしもあなたがピアノを趣味とすべくピアノ教室を探しているなら、ぜひ体験レッスンにお出かけ下さい。
一つの教室だけでなく、複数の教室の体験レッスンを受けて、慎重に決定されることをおすすめします。
本記事が、あなたの最初のピアノ教室を選ぶときのご参考になれば嬉しいです。
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