ピアノの先生に嫌われないために気をつけること|これだけは避けたいNG行動とは?
ピアノが好きで上達を望むあなた(のお子さん)。ピアノの先生との関係はうまくいっていますか?
「ピアノは楽しいしピアノの先生大好き。とってもハッピーなピアノライフを送ってます」というあなたはこの記事を読む必要はありません。でも‥
『‥なんだか最近ピアノの先生が冷たい気がする‥』
『ビジネスライクというか、素っ気ない感じ?前はこんなことなかったのに‥』
『もしかして私、ピアノの先生に嫌われちゃってる‥?』
こんな不安に駆られることがあるなら赤信号。少し立ち止まって考えてみる必要があります。
本記事は「尊敬するピアノの先生と良い関係を保ちたいけれど、何だか先生に嫌われているような気がしてならない」あなたのために記すもの。お役に立てれば幸いです。
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目次
ピアノの先生に嫌われている?チェックポイント
あなた(のお子さん)が本当にピアノの先生に「嫌われている」のか、それとも気のせいか?
チェックポイントを挙げてみました。
- 以前より会話が減った
- 連絡事項のメールやLINEなどの文面が冷たい
- 他の生徒とは楽しそうに談笑するのに私(ウチの子)には素っ気ない
- レッスン時間の急な変更やキャンセルが多い
- 私(ウチの子)のレッスン時間だけ他の人よりいつも短い気がする
ピアノの先生とは「指導者」。ご自分の気分や好き嫌いで生徒の扱いを変えるようなことは、本来あってはならないことです。
とはいえピアノの先生も人間であり、さらには芸術家気質というか、気難しい人は多いもの。
先生側に悪気はなくとも「この生徒苦手だわ」との気持ちから、無意識にクールな態度になっているということはあり得ます。
さらに上の項目のうち、特に気をつけて頂きたいのは4番目と5番目です。
「レッスン時間の急なキャンセルや変更が多い」「あなた(お子さん)のレッスン時間に前の生徒が常に5分以上も食い込み、それなのに終わる時間は定刻通りきっちりと」などのケース。
こうした場合、先生にとってあなたという生徒さんへのレッスンに対する優先順位が低い可能性があります。
これはやはり早急に原因を探る必要が。ご一緒に考えてみましょう。
ピアノの先生に嫌われるNG行動とは
あなたはピアノの先生に嫌われないための、最低限必要な礼儀を弁えておられますか?
まずは基本のキから。ピアノの先生方が一番嫌うのは以下の行動です。
- 月謝の納入遅れ/不足
- 無断欠席
- 頻繁な振り替えレッスンの要求
月謝の納入遅れ/不足
納入遅れといっても、単なるド忘れによる1〜2週間の遅れで嫌われることはまずありません。次のレッスン時に納めれば大丈夫。
ただし月が変わる前には納入しましょう。
月を跨いでしまうと先生は「催促すべきか否か」で悩み始めます。このような負担はかけるべきではありません。
またついウッカリと金額が不足していたということのないように。多ければお返しすれば良いのですが、少ない場合には言い出しにくいものです。
無断欠席
急な病気や事故など特別な事情でない限り、欠席するときには必ず連絡を入れるようにしましょう。
ピアノ指導は個人レッスン。先生はあなた(のお子さん)のために時間を空けて待っています。
「お月謝お支払いしてるんだから行っても行かなくても自由では?」なんて考えでは、先生に好かれることはないと思われます。
頻繁な振替えレッスンの要求
振替えレッスンの頻繁な要求は先生を疲弊させます。またその理由によっては嫌われるもとに。
例えば「歯医者の予約が入ったから振替えて」「急に予定が入ったから振替えを」などは最も嫌われるパターン。
『何でわざわざレッスンのある時間に予約を入れるの?』『突然言われたって空いてる時間枠ないわよ(怒)』となるのは必定です。
教室のルールにもよりますが、振替えレッスンは「生徒の当然の権利」ではありません。先生に負担を強いるものだと理解しましょう。
‥という訳で上記3項目は、個人のピアノ教室 ではどこであれ基本的にNGと考えた方が無難です。
ピアノの先生に嫌われがちなこと
SNSやYahoo!知恵袋などでは、ピアノのレッスンに関する先生同士の情報交換が盛んです。
その中から拾った「多くのピアノの先生に嫌われがちな事象」を集めてみました。以下のようになります。
- 汚れた手
- 裸足
- レッスン室内での飲食
- 言い訳が多い
- 月謝のお札がしわくちゃ
汚れた手
ピアノの先生にとってピアノはただの楽器ではありません。特別な存在であり、大切に大切にしている先生は多いものです。
なので例えば外遊びで泥んこになった手、お習字や絵の具などに染まった手でピアノに触られたくないという気持ちは、管理人も理解できます。
レッスン前には必ず手を洗い、爪は短く切っておくようにしましょう。
裸足
意外に思われるかもしれませんが、生徒さんが靴下などを履かず「裸足」のままレッスンを受けるのを嫌う先生は多いです。
管理人はズボラなタチなのでなぜダメなのか今ひとつピンと来ませんが、おそらくフローリングの床やカーペットなどが汚れる恐れがあるからではと。
またピアノのペダルを裸足で踏まれるのに抵抗があるのかもしれません。
もしあなたのピアノの先生が綺麗で立派なおうちに住んでいたり、高価な外国製のピアノをお使いの場合などは注意された方が無難です。
レッスン室内での飲食
レッスン室内での飲食。これは、暑い日の水分補給などの場合を除き、できれば避けて頂きたい行為。
ありがちなのが、前の生徒さんが終わるのを待っている間に保護者がお子さんにおやつなどを食べさせるケース。
どうしても粉や食べかすやらが落ちたり食べこぼしたりといったことになりがちであり、それらはピアノにとって大敵だからです。
水分補給も、床にこぼしても惨事にならない水やお茶にして、色のついたジュースなどは避けましょう。
言い訳が多い
練習してこない生徒は珍しくありませんが、その理由をくどくどと説明する人がいます。
怪我や病気、学生の試験期間中などは仕方ありませんが「旅行が」「家族が」「介護が」「他の習い事が」「冠婚葬祭が」など言い出せばキリがありません。
あるいは、うまく弾けない、先生の指示通りに練習しないことの言い訳を並べる人も。
「先生のピアノは鍵盤が重たくて‥」「家のピアノでは弾けてたんですけど‥」「前のお教室ではこう言われていましたので‥」などなど。
‥『知らんがな』( ̄^ ̄)となる原因のひとつです。
月謝のお札がしわくちゃ
SNSでは時々「月謝のお札がしわくちゃ問題」でピアノの先生同士の論争が起こります。それほどにデリケートな事象というワケ。f^_^;
実際には、納められたお札がピンピンであろうがシワシワであろうがお金の価値は変わりません。
とはいえ、月謝袋に入れられた7枚以上のお札が例外なくしわくちゃで折れやヨレがあり、謎の油汚れまでベッタリと付いていたときにはさしもの管理人も悩みました。
もしかして保護者に嫌われているのか、あるいはコケにされているのかもと思ったものです(後にそうでないとわかりましたが)。
傷んだお札を月謝としてピアノの先生に渡すことは、失礼だとか道徳的に云々というより、現金自動精算機でハネられたり機械が止まったりなどの不便さを押し付けることになります。
早く使ってしまいたい気持ちはわかりますが、無意識に月謝袋に入れてしまわないように気を配りたいものです。
ピアノの先生が嫌う生徒/保護者のタイプ
さて、ここまでの各項目について「身に覚え」がなく、それでもピアノの先生の態度がクール過ぎると感じる場合。
あなた(保護者)が一部のピアノの先生には苦手と感じるタイプであることがあります。
- 要求が多い
- 発表会・コンクールに出ない/出さない
- ピアノへの優先順位の低さが見える
要求が多い
振替えレッスン以外にも「色々と要求してくる保護者様」がたまにいらっしゃいまして、正直管理人も苦手でありましたf^_^;
- 部屋が暑過ぎる/寒過ぎる
- 部屋の照明が明る過ぎる/暗過ぎる
- (繊細な子なので)言葉を選んで指導して欲しい
- 練習しろと言い過ぎないで欲しい
- ぬいぐるみなどピアノに関係ないものはレッスン室から撤去して欲しい
他にもありましたかねえ‥要は「ご自分(お子さま)ファースト」。
ピアノ教室は飲食店など一般のサービス業とは違います。お客様気分では煙たがられて当然です。
発表会やコンクールに出ない/出さない
管理人の教室では、発表会の参加は自由としています。これは「生徒の成長に寄り添う」のが当教室のモットーであるため。
ただし、全てのピアノ教室が「発表会は自由参加」の方針であるわけではありません。
実際のところ、発表会を開催するにはある程度の人数の参加者が必要。毎回のようにパスしていては、やはり先生の印象は今ひとつでしょう。
また最近ではコンクールに特化したピアノ教室が増えており、そうしたところではどうしても出場しない生徒さんへの指導は手薄になりがちです。
平等に扱って欲しい気持ちはわかりますが、教室の方針から外れるなら仕方ないと割り切る必要があります。
ピアノへの優先順位の低さ
悪気はないのでしょうが、ピアノに対する熱意が感じられず、優先順位が高くないことを窺わせる生徒/保護者はやはり煙たいもの。
以下が代表的な例です。
- 忘れ物が多い
- しょっちゅう休む
- 「ピアニストになるわけじゃないし」
忘れ物の多い生徒には指導しにくいものです。筆記用具などは貸せますが楽譜はそうはいきません。
楽譜、ドリル、ノート、ソルフェージュ教材などをよく忘れる人には先生も指導熱意を保つことは難しいでしょう。
様々な理由でしょっちゅう休む生徒は、ピアノへの優先順位が低いものと理解します。
このタイプの生徒は振替えレッスンを要求されることは少ないため負担になることはないのですが、休みが多いのはやはり残念に思います。
なんといっても上達が遅くなりますのでご本人のためにもなりません。
ピアノに対する興味の薄い保護者に特化したワードがあります。それは「ウチの子は別にピアニストになるわけじゃないし」というセリフ。
心の中で『そりゃそうだべよ』と呟くピアノの先生は管理人だけではありますまい。「簡単にはなれませんのでご安心を」と言いたくなりますf^_^;
正直な話、このワードを保護者に言われた先生が、その後お子さんに熱意を持って教えるのにはかなりの努力が必要です。
お子さんへの先生の態度がクールだと感じる場合、過去に先生に上記の言葉を投げかけていないか検証すると良いかもしれません。
まとめ・ピアノの先生に嫌われないためにできること
ピアノの先生が嫌うNG 行動、嫌われがちな行動と生徒や保護者のタイプをお伝えしました。
今回「ピアノの先生に『嫌われる行動』」という強い言葉をあえて使って記事を書いたのは、ピアノ講師の立場からみた「やめて頂きたい行動」「避けて頂けると助かる行動」をお知らせしたかったからです。
せっかくピアノを学んでいるのに、先生に嫌われたかも‥などと悲しい思いをする人を一人でも減らしたいと思いました。
今「ピアノの先生の態度が他の人よりも冷たい」と感じているあなたは、記事内の行動や態度をしたことがないかどうか思い出してみて下さい。
特に思い当たるフシがないなら、もしかしたらあなたの心配し過ぎ、単なる思い込みかもしれません。
ピアノの先生とは、華やかに見えて実はシャイな人が多いものです。
あなたの方から積極的に歩み寄ってコミュニケーションを取ってみれば、意外や打ち解けて下さるかもしれません。
「あちゃー、 NG行動やってたわ」とか「言っちゃってたわあのセリフ」な方も、今からでも遅くありませんのでぜひ行動を変えてみては。
関係改善が期待できます(^_^)v
また「知らなかった!」「えっこんなこともダメなの?」など感じて頂けたならさらに幸いです。
転ばぬ先の杖としてご参考になさってみて下さい。
縁あってピアノを学ぶあなたが、先生と良い関係を築き、ピアノを一生の趣味として楽しんでいけるようになることを心から願っています。
ピアノの先生と良い関係を気付くために、こちらの記事も参考にどうぞ↓
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