ピアノを習うということとは|大人の初心者に向けて

本記事では、ピアノに興味はあるが習ったことはなく、実際に習い始めるかどうか迷っている方々を対象に書いて参ります。

それではまったく初めての方々へ。

広告

ようこそ鍵盤の旅へ

紫陽花と楽譜

ようこそ、ピアノの世界へ。あなたを心から歓迎いたします。

‥え、まだ始めるかどうか決めていない、ですと?

どうぞご遠慮なさらずに。

ピアノのような大きくて演奏の簡単でない楽器を学ぶかどうか考え、このような辺鄙なブログにまでお越し下さったあなたです。

もうお気持ちは決まっているのではありませんか?

 

ためらう理由がもしあるとすれば、以下のような感じでしょうか。

・自分の年齢で習い始めて弾けるようになるものだろうか

・練習する時間が取れるかどうかわからない

・音を出す時間によってはご近所にご迷惑が‥

・そもそも置く場所あったっけ

 

他にもあるかもしれませんが、これらのお悩みは大人のピアノ学習志望の方に共通しています。

ご一緒に考えさせて下さい。

広告

ピアノは始めてしまえばなんとかなります

茶色のグランドピアノ

‥そんな乱暴な(笑)。でも本当です。

「この年齢で始めても弾けるようにならないのではないか」というご心配はよくわかります。

他の習い事と違って、ピアノには「小さい頃から習っていないと弾けるようにならない」という神話が存在するようです。

両手10本の指をバラバラに動かして、左右の手で違う動きをするのですから、確かに難易度は高そうです。

 

でも私にとっては、すごい勢いでPCのキーボード操作をしている人は尊敬の対象です。

「この方、私より指動くんじゃ‥」と畏怖します。

それから手先の器用な方々。

パッチワークや縫い物、編み物などの手芸作品、その他の手を動かすことで作られた素晴らしい作品はほとんど

神業  に見えます。

 

でも、もしも私、福耳が、友人達に、今からパッチワークを習いたい!と言ったとしたら(ありえませんが)。

誰も「50台後半からじゃ手芸なんてムリよ〜」などとは言わないでしょう。

『大丈夫がんばって!』『絶対できる!』『やれる範囲でやればいいよ!』と言ってくれるに違いありません。

神業のような作品を作れるようにはならないかもしれませんが、熱意と時間さえあれば少しずつ慣れていって、やがて自分で納得のいく作品が作れるようになるのではないでしょうか。‥多分。

ピアノも同じです。

いくつになっていても、自分なりの努力をして、それを続けてさえいれば、いつの間にか

「私(僕)、実を言うとピアノ弾けるんだ」と言える日が必ずきます。

どうか年齢で諦めないで下さい。

広告

ピアノの練習時間と場所

ピアノの置物

練習時間についてもそれほど心配いりません。

「できる範囲」でOK。

まったく練習する時間が取れなかったと言って、レッスン時間中に練習される方は多いです😄

なぜかというと、大人には子どもと違って生活がかかっており、仕事の流れというものもあるからです。

 

出張がひんぱんな部署に変わった、幼稚園や学校のクラス役員が回ってきた、離れて暮らす老親に介護が発生、など、ピアノ練習の障壁になりかねない案件は次々に発生します。

こんな時に無理をすることはありません。

人生を豊かに過ごすためにピアノを習うのですから、そのために追い詰められたような気持ちになることはありません。

「できる時に、できる範囲で」が大人の習い事を続けるコツだと思います。

 

そのかわり、頑張れる時には思い切りがんばってみて下さい。

大きな進歩を感じることができるはずです。

それは、普段練習時間が取れなくてもあきらめずに続けている人に授けられるプレゼントです。

 

今までに何人もそんな大人の生徒さんを見てきました。

毎日30分以上練習できるのが理想ですが、忙しい時は10から15分で良いのです。

それも難しければ、今はそういう時期と割り切ってしまいましょう。

 

楽器の置き場所。これは、ある程度決まっています。

アコースティックなアップライトピアノですと、横幅154㎝の他に調律作業用のスペースが必要です。

重量は200〜260kg。

これだとかなりハードルが高いので、最近は電子ピアノを選ぶ方が増えています。

YAMAHAによると、電子ピアノの幅は約1.4m、奥行きは30㎝。

電子ピアノでは調律の必要がありませんので、ずっとコンパクトです。

また、ボリュームの調節ができますし、ヘッドホンを使えば夜間でも音が漏れません。

アコースティックピアノにこだわって習うのを断念するよりは、電子ピアノでも良いので始めてみるのが、大人の初心者の方にはお勧めです。

 

いかがでしょうか。

案ずるより産むが易し、です。

このブログが、迷っているあなたの背中を押すことに成功して、仲間が増えることになれば幸せです。

 

どうかあなたの人生に、音楽がともにありますように。

お読み頂いてありがとうございます。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村

広告
広告