ピアノの練習が続かない大人の方へ|毎日練習できる人の共通点とは?やる気に頼らない習慣化のコツ
「せっかくピアノを再開したのに、最近ほとんど練習できていない」「昔はもっと弾けていたのに‥」
あなたはそんなふうに感じていませんか?
30〜40代になると、仕事や家事、子育てに追われ、自分の時間を作るだけでも大変です。
「今日は疲れたから明日やろう」と思っているうちに、気づけば1週間ピアノを開いていなかった‥(ノ_<)という方も少なくありません。
でも実は、毎日練習できている人も、最初から強い意志を持っていたわけではないのです。
ピアノが続く人には、「頑張り方」ではなく、「続け方」に共通点があります。
私自身、多くの大人のピアノ再開組の生徒さんを見てきましたが、長く上達する方ほど、
- 長時間練習にこだわらない
- 完璧を求めすぎない
- 忙しい中でも「少しだけ弾く」
‥という習慣を自然に作っています。
この記事では、ピアノ練習が続かなくなる理由を整理しながら、毎日練習できる人の共通点と、無理なく続けるためのコツをピアノ教師の視点からお伝えしてまいります。
こちらの記事も参考にどうぞ↓
【大人のピアノ】挫折する人の特徴とその原因とは?折れないための5つのコツ
目次
ピアノ練習が続く人は「短時間練習」が上手

ポイント
毎日ピアノ練習を続けられる人ほど「長時間しっかり練習しなければ意味がない」とは考えていません。
むしろ5分、10分でもピアノに触れることを大切にし、「弾かない日を作らない」意識で無理なく継続しています。
理由
ピアノの練習が続かない原因の一つは、「練習のハードルが高すぎる」ことです。
例えば、こんなふうに考えていませんか?
- 最低30分くらいは練習しなきゃ
- 集中できる日にまとめて練習しよう
- 1回は最初から最後まで通して弾いておかないと
‥などなど。
これでは忙しい人ほど「今日はムリ」「ここんとこ忙しいから‥」「もう少し時間ができたら」などと考えるようになってしまいます。
一方、ピアノ練習が続く人は
- 1ページだけでも弾いておこう
- 冒頭だけでいいや
- 今日はスケールだけやっとこう
‥など、少ない時間でもピアノにさわっています。
ピアノは「毎日少しでも触れる」ことで感覚が維持されやすい楽器。逆に数日空くと、指や読譜の感覚が戻るまで時間がかかります。
つまりピアノ練習において大切なのは、「長時間練習すること」よりも、「弾かない日を減らすこと」なのです。
実践例
それでは具体的にどうすれば良いのかというと‥
- 平日は帰ってからハノンだけ5分弾く
- 夕食前に左手だけ確認
- 寝る前に好きな部分だけ1回弾く
- 音出しできない時間帯は楽譜を見るだけ
これだけでも実は十分な効果があるのです。
指導した経験上、安定して上達する大人の方は「今週は忙しくて毎日10分しか弾いてませんf^_^;」「毎日1回だけ弾いてました〜」のように、決して「弾かない日を作らない」点で共通していました。
社会人には色々な事情があります。
完璧主義は捨てて、ゆるく考えつつ「毎日少しでも続ける」ことが大切です。
ピアノ練習が続く人は「できたこと」を見る

ポイント
ピアノ練習が続く人は、「まだ弾けない部分」よりも、「昨日より少し良くなったこと」に目を向けています。
ピアノは小さな積み重ねで上達するもの。だからこそ、小さな成長を感じられる人ほど、前向きな気持ちで練習を続けやすくなる訳です。
理由
ピアノは、練習したからといってすぐに上達を実感できるような楽器ではありません。
そのため、「まだ弾けるようにならない」「全然上達していないのでは‥」と感じ続けると、だんだん練習そのものがつらくなってしまいます。
特に真面目な人ほど、
- ミスタッチが気になる
- 他人と比べてしまう
- 理想との差に落ち込む
‥という状態になりやすいのです。
ところが毎日淡々と練習できる人というのは「小さな前進」を見つけるのがとても上手。
- 昨日よりリズムが安定した
- 苦手だった部分で止まらず弾けた
- 前より指がスムーズに動いた気がする
- ゆっくりだが両手で弾けるようになった
こうした「小さな成功体験」が、また明日も練習しようという意欲につながるわけです。
実践例
おすすめなのが「今日できたこと」をメモに残すこと。例えば、
- 昨日より5分長く練習できた
- テンポを落としたら弾けるようになってきた
- 難所の和音のつかみが改善した気がする
- 強弱やアーティキュレーションを少し意識できた
などなど、本当に小さなことで良いのです。
メモは紙に書いても良いし、スマホに書き留めてもOK。大切なのは「プラス面にフォーカスする」ことです。
やれミスをした、まだ完成には遠い、などとマイナス面にばかり目が行くと、練習が義務になってしまいます。
それでは楽しくないですよね。
ピアノは積み上げ型の習い事です。
毎日少しずつ努力を積み重ねることで、ある日大きな成長を実感できるようになるでしょう。
ピアノ練習が続く人は「習慣化」ができている

ポイント
ピアノの練習が続く人は「今日はやる気があるから弾く」「疲れているから休む」などのように、練習するかどうかを気分で決めていません。
むしろ「夕食後に5分だけ」「お風呂の前に必ずピアノの前に座る」など、練習を生活の流れの中に自然に組み込み、無理なく習慣化しています。
理由
「やる気が出たら練習しよう」と考えていると、仕事で疲れた日や予定が多い日はどうしてもピアノは後回しになってしまいます。
特に30〜40代の大人は仕事の他に家事あり育児あり。毎日コンディションも予定も違うため「気分任せ」では練習が安定しません。
そこへいくと練習を習慣化できる人は、
- 朝食後
- 仕事から帰ってすぐ
- 風呂の前
- 子どもが寝た後
‥などのように「練習するタイミング」をある程度固定しています。
これはまさに歯磨きに近い感覚。
毎日練習するかどうか迷うより「この時間になったら習慣的にピアノの前に座る」と決めた方が継続しやすいものです。
実践例
例えば、
- 朝食後にスケールを5分だけ弾く
- 毎日○時になったらピアノの蓋を開ける
- 家事が一段落したタイミングで必ず弾く
- 夕食後にピアノの前に座り、難しい箇所だけ片手練習する
‥などなど、ご自身の生活に結びつけてみましょう。(ちなみに私は「家事が一段落したら弾く」派です)♪( ´▽`)
そして最後に一番大切なことを。
大人が毎日ピアノの練習を継続するには、何よりも「練習しやすい環境」を作ることが最大のコツです。
- 楽譜は片付けず常に開いた状態にしておく
- 椅子の位置を変えない
- ピアノの蓋の上に物など乗せず常にすぐ弾けるようにしておく
練習しなきゃ、と思った時にまずピアノまわりを片付けなければ(><)と思うだけでハードルは上がってしまいます。
上のように、小さな工夫で心理的負担をできる限り取り除くことが継続の鍵となるでしょう。
ピアノ練習が続かない大人の方へ|まとめ

ピアノ練習がなかなか毎日続かないと悩む大人の方へ、「続く人」の共通点と継続のコツをお伝えしました。
ピアノ練習が続く人に共通しているのは、「特別な根性」ではありません。
短時間でも毎日ピアノに触れ、小さな成長を喜び、自分の生活の中に自然に練習を組み込んでいることです。
特に30〜40代のピアノ再開組は、仕事や家事、子育て等で忙しく、学生時代のように長時間練習するのは簡単ではありません。
だからこそ「毎日30分やらなきゃ」ではなく「5分でも触れれば十分」という割り切った考え方が大切です。
ピアノは、一気に上達するものではなく、小さな積み重ねが少しずつ形になる楽器です。
まずは無理なく、「明日もピアノに触れたくなる続け方」を作っていきましょう!
健闘を祈ります。
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